- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101191225
感想・レビュー・書評
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あの時代を知ってる人なら、懐かしくテンポ良く読めるのでは。ブランド、ステータス、お金と愛が同じ土俵?ありきたりだけど疑問が…。星の少なさは林さんのせいではなく、主人公の生き方に対する批評か。。ごめんなさい。
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面白い。バブルのおとぎ話。あっこちゃん、ググりましたが、お綺麗な写真ありました。
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同時代を知るものとしては、おもしろかった。
感想ひとことで語れないです。
いろいろな思いが。 -
バブル時代のお話。
林真理子が書く話って、読みやすいんだけど詳しく書き込まれ過ぎて想像の余地がないというか・・・
読書は無意識に自分との共通点を探しながら文字を追うのじゃないかと思うのだけれど、ここまで書き込まれちゃうとよっぽど主人公と共通点がある人じゃないと物語を追体験できないと思う。
なんか残念。 -
2014.12.19 読破。
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面白い、興味深い、バブル期のことがリアルにイメージできた。嫌みっぽくなりそうな話題なのに、林真理子先生が描くと不思議なことに読んでて良い気分になる。
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バブルと全く無縁の世代からみると、バブル期というのが、本当にに魅惑的で羨ましい時代であったということをしみじみと感じられた。この作品自体、数十年前に現実に起きていたこととは信じられない。まさに事実は小説よりも奇なり!作中に実際の芸能人の方のお名前も多数登場し、いちいち調べながら読んでしまった。
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2014.6.6読了
あぁ、バブルの時代に二十歳で生きたかった!メチャクチャ遊んでただろうなぁ(笑)こういうの描かせると林真理子さんはさすがですね、面白かった!けど、実在人物と思うと暴露っぽくて何か品がなくなっちゃう感が…まあ、品は求めてないんだろうけど。 -
「たいていの女は、違う、違うって言いながら金のある男へなびいていく。女っていうのは、言いわけや自己弁護の天才」
「他の女がするように“ちゃん”づけしたり、呼び捨てにされると安っぽく聞こえるような気がする」
今も昔も、女の若さは武器であり欠点でもあり。
アッコちゃんのように容姿も生き方と華々しい訳ではないけれど、世の女性全ての共感が林真理子には詰まっている。 -
森功「平成経済事件の怪物たち」つながり。最上恒産の会長の愛人をモデルにした小説が林真理子「アッコちゃんの時代」で、という一節を見て手にとる。当時、地方の高校生で、実地に感じたことは「バブルの時代」というものを体感させてくれる一冊。地上げの帝王の愛人、妻子あるプロデューサーの略奪婚、魔性の女、魔性の女と騒がれ書きたてられたが、こちらからすれば一度も求めていない、向こうからやってきただけ、断らないのが悪いなどという女は執拗に圧倒的な力で求められ続けるということがどういうことか知らないだけ、あれだけの若さと美貌に見合っただけのものを、巨万の富を持つ地上げの帝王は金銭面ではくれなかったし、プロデューサーはぜいたくはさせてくれたけど、家族的な愛情は満たされなかった、というのが主人公の言い分。立場が違えば、視点も異なるだろう。それだけの武器を持って生まれたことは羨ましいと思うし、思い切った大胆な生き方だなと思った。