風の男 白洲次郎 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101227214

感想・レビュー・書評

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  • かっちょいいいいい!
    人に合わせる性格の日本人が多い中、白洲次郎の意見をバシバシ言う姿にホレるわぁ。

  • この時代に 海外生活の経験が有り
    英語が話せて 整った顔だちです

    進駐軍に
    怯まずNO!と言えた人です

    彼の心の奥には どんな思いがあったのでしょう?

  • なんと不思議な人だったのだろうと思う。現代からみると尚更、その才気も気骨もそして容姿もが著しく特出した存在であり、平たく言えば「こんなカッコイイ人が本当にいたの?」。けれどやはり、時代はすでに変わってしまった。少なくとも今の日本にはこのような人は現れ得ないと思う。

  • 日本最初で最後の紳士?かっこいいひと?
    と言われる白洲次郎。
    その名前だけしか知らないで買った本

    決して自ら地位や名誉などは求めず
    日本を占領下におこうとする
    アメリカを相手にしても自分の意見をぶつける。

    欲や権力に溺れ胡座をかく者を許さない。
    それは客であっても同様で

    内側に持つ次郎氏の筋にそわないことは、
    しないし、させない。

    確かにカッコいい!


    見た目だけでは無い
    かっこいうとはこういうことか!

    もうなくなられているというのが非常に残念である

    私もこういう格好よく生きれたらと思う

  • 白洲次郎氏の語録をまとめようとした本。1997年。実際には語録ではなく、氏の経歴やエピソードを紹介する内容であり、発起人に麻生和子、宮沢喜一など、また、幹事には豊田正一郎、盛田昭夫など日本や世界を代表する人物が関わっていることが興味深い。この点からも、氏の影響力の大きさを推し量ることができる。外交を勤める上で公式な立場に立たず、どちらかというと通訳をかねた一個人として臨んでいるところが、まさに戦後の体制なのだろう。しかし、自論を曲げずに相手を説得する能力に欠けては秀でており、しかし、そのために周りからは煙たがられている。当時の評判と現在の評判には若干の違いがあるが、語り継がれる中でとがった部分でさえ丸くなり、後世に伝わっているのだろう。自分にも他人にも厳しく、やさしさをもった氏の行動の一つ一つは尊敬すべき点であり、大いに見習いたい。「葬式無用 戒名不要」という短い遺言が、いかにも頑固親父といった印象を最後まで持たせてくれる。日本が誇る人物である。

  • ずっと前から読もうと思っていた本!
    パリで再会できるとは奇跡です。Kちゃんありがとう。
    戦前の富豪の息子に生まれ、思春期をイギリスで過ごし、戦後日本の復興を陰で支えた男。言動、思考、生き方もかっこいいのに、姿もめっちゃかっこいいです!奇跡!今の日本にも白洲次郎のような人が必要だと思う今日この頃...。

  • 「プリンシプルのない日本」を読んで、ぜひこの評伝も読んでみたくなって借りた。

    なんというか、カッコいーのと気持ちいいのとでさわやかな読後感の本ですね。

    タイプは違うけど、ちょっと咳さんっぽい。

  • 「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062762196/ichiromarin09-22/ref=nosim" target="_blank">白洲次郎 占領を背負った男 上 </a>」、「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062762609/ichiromarin09-22/ref=nosim" target="_blank">白洲次郎 占領を背負った男 下</a>」の方が内容が濃く、臨場感もあるため、これを読んだ人には本書の1章から5章を読む必要ないと思われる。ただし、6章と終章は、人間白洲次郎の魅力が満載。つまり、本書の存在意義はこの2章だけであるが、「終わりよければすべてよし」という意味で非常に良い。

  • 近年注目されている主人公の伝記として最もよく描かれているのではないか?
    ノブリスオブリージュの心がますます薄れゆくこの世界で彼のような生き方が羨望されるのは当然だ。

    • hossy33さん
      純粋に羨ましい。
      ある意味男の理想を生きた人。
      青年期から信ずる道を違えず晩年に至るまで貫いた生き方。
      出自が大きく影響しているのだろうと思...
      純粋に羨ましい。
      ある意味男の理想を生きた人。
      青年期から信ずる道を違えず晩年に至るまで貫いた生き方。
      出自が大きく影響しているのだろうと思われる。
      2017/08/09
  • 非常に読み易く、分かり易かった。

著者プロフィール

1950年生まれ。古美術評論・随筆家。成城大学大学院博士課程(国文学)終了。著書に『風の男・白洲次郎』『骨董屋という仕事』など、編著に『白洲正子「ほんもの」の生活』『別冊太陽 青山二郎の眼』など多数。

「2015年 『かそけきもの 白洲正子エッセイ集<祈り>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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