博多学 (新潮文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101260228

作品紹介・あらすじ

「転勤したい街」全国第一位の都市-博多。独特の屋台文化、明太子だけではない美味しい郷土料理の数々、福岡ダイエーホークスにみる商売成功のツボ、祇園山笠に代表される色濃い街意識、"博多"と"福岡"の違い、アジア各国との意外な関係など…歴史が古く、個性豊かな大都市・博多と、"おおまん"な博多っ子の魅力を徹底解剖!地元人は勿論、旅行者、出張・転勤族必携の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 2002年に出版されたものの文庫化です。作者は名古屋学とか○○学という県民性に関する本を出している方です。と言っても本人も認めているとおり学術的なものではなく主観や印象という感じです。ただし、取材のため多くの人にインタビューしており、福岡の今を支える人の生の声が聞けます。
    内容はかなり福岡びいきになってます。博多という歴史と国際感覚、よそ者を排除しない風土、若々しく進取の気風などです。
    一方で、自分たちの魅力に気づいていない、商売っ気がない、飽きやすいなど、批判も忘れていません。
    そうかなぁと思う点もあるし、13年前の本なので今はどうか?と感じる点もあるけど、気楽に博多気質が読める本になっています。

    解説:武田鉄矢

  • 自分の故郷である福岡県はなぜいいのか興味をもったので購入した。
    博多は商人の町で福岡は侍や役人の町だったということなど面白い話題がたくさん。筆者はよく福岡のことを調べている。

  • 62点。あのくさ「転勤したい街」堂々の全国第一位なんだと福岡は。
    「札仙広福」の四都市がだいたい上位に挙がるが札幌が東の横綱ならば、西の横綱は福岡か。
    邪馬台国があったかどうかはわからないけど奴国があったことはほぼ間違いないから福岡の歴史は古い。
    さて福岡の魅力とはなんぞや。明太子やラーメンだけでなく食べ物がとにかく美味しい。博多美人という言葉があるくらいに美人が多い。うん、これで十分すぎる。
    世界で一番美女が多いのはアルメニアらしい。これはアーリア人、スラブ人、アラブ人、モンゴロイドなど、ほとんど世界すべての人種・民族が混じり合っている場所であることが理由とされている。福岡は北をみれば朝鮮、中国、モンゴル、さらにロシア。南をみれば琉球(沖縄)、東南アジアがあって古くから諸外国との交流があった。混血が美人へと結晶するのなら、博多に美人が多いのは当然とも言える。
    そんな博多の歴史やグルメ、人間性や祭りにいたるまで博多の魅力を徹底解剖した本書ば読むと博多に行きよったくなるとよ。いますぐ本書ば携え博多へ行こうとよ。

  • 博多について知りたい。
    地元なんだけど(笑)
    確かにあるある、と思える面も。

    そっか、こんな人種だったんだね、私たち。

  • 昨年から博多住まいなので参考に。序文から美人が多い、みたいなことが連打されて読むのを辞めようかと思いましたが読了。情報が古いことを除けば知らないことも多くて参考になりました。
    ただ「美女」や「遺伝子」みたいなことを多様する著者の主観部分は結構キツかった。

  • いや〜名古屋の人がこんなに博多をべた褒めしてくれてありがとうございます。
    個人の思い入れとか独断と偏見とかあるとは思うけど、よくこんなに情報とデータを集めたな、と感心するレベルには細かいところまで言及、考察されている。

  • 屋台、明太子等の郷土料理、祇園山笠等々、福岡には他の都市に無い独特の文化があり、人気の街になっているようだ。約20年前の本だが、今読んでも著者が伝える博多の魅力は変わらないどころか、商業施設の増加、九州新幹線の開通等で増々魅力を増しているように思う。
    福岡近郊に住んでいるが、著者の言いたいことはよく判る。ただ正直なところ、やや褒め過ぎのような感じもある。観光客の視点で見た町の魅力が、住んでみると「それが普通」になってしまうからだ。

  • 202010旅のお供に。

  • 福岡あるあるの本。たしか、2003年ごろに社員旅行で福岡に行った際、博多駅の書店で購入して新幹線の中で読みながら帰ったのかな?
    福岡県に4年間住んだものとしては、まあ納得の内容だったと記憶。

  • 「転勤したい街」全国第一位の都市──博多。
    独特の屋台文化、明太子だけではない美味しい郷土料理の数々、福岡ダイエーホークスにみる商売成功のツボ、祇園山笠に代表される色濃い街意識、“博多"と“福岡"の違い、アジア各国との意外な関係など……
    歴史が古く個性豊かな大都市・博多と、“おおまん"な博多っ子の魅力を徹底解剖!

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著者プロフィール

1950年生まれ。愛知県立明和高校から東京大学文学部へ。卒業後、出版社勤務を経て編集企画会社エディットハウスを設立し、出版プロデューサー、ノンフィクションライターとして活躍。著書に『新・出身県でわかる人の性格』『新・不思議の国の信州人』『日本全国都市の通信簿』『名古屋学』『博多学』『札幌学』『広島学』『鹿児島学』『「城下町」の人間学』『語源に隠れた世界の歴史』ほか多数。

「2016年 『「いい夫婦」の旅術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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