白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101298917

感想・レビュー・書評

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  • 白川静さんが研究した漢字の成り立ちについて教えてくれる本。

    みんなが学校で習った感じの覚え方は、実は本来の成り立ちとは違うかもしれませんよ。

  • 白川漢字学の入門書。このレベルの浅さではあとがきに伝えられる面白さの1/10も伝えられていないのではないかと思うが、それでも十分に興味をひかれる内容だ。

    確か実家に「字統」が置いてあったと思うのだが、まともに目を通したことがない。今度帰ったときに、パラパラと読んでみよう。

  • 小学生の頃に買ってもらった字典にあった山や川の漢字の基となった象形文字やイラストを思い出す。甲骨文字から進化した漢字を研究し体系化した白川氏は偉大だ。本書は大人から子どもまで楽しめる漢字のルーツを知る本だ。死や呪術に関する漢字が多く解説され、それらの多くに使われている□が、口(くち)ではなく祝詞を入れる入れ物(さい)に由来するというのは新鮮な説明だった。

  • 確かに楽しい!んですが、どうにも感じが出来た当時の中国の風習や文化や考え方の知識がないと「?」なとことが多いな~と。始めは新鮮でしが、後半になるにつれてちょっと疲れて来ました。薄い本なんですが…

  • イラストと元になった古代文字と平易な説明で漢字の成り立ちがわかる本

    薄い文庫本なので軽く読み流す分には手ごろだけど、
    読み応えが欲しい時には不向き
    あくまでも白川静入門書なのでコアなファンには物足りないと思う
    興味はすごくあったけどなんか白川さんの本には縁がなかったので
    楽しく読めました

    それにしても文字を創るのは大変なことだと痛感

  • 題名は「楽しい」なのに、漢字の成り立ちが「死人」に由来しているという結構エグイ内容に驚きました。
    本当に楽しいですね。

  • この本を最初にパラパラとめくった時は面白いと感じて購入したわけだが、読み進めていくうちに飽きてしまった。読みやすさとか構成等を考えたらと良いのに。学者さんが作った本って感じ

著者プロフィール

著者略歴

小山鉄郎(こやま・てつろう)
1949年、群馬県生まれ。一橋大学経済学部卒。共同通信社編集委員・論説委員。村上春樹作品の解読や白川静博士の漢字学の紹介で、日本記者クラブ賞受賞。著書に『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』『白川静さんに学ぶ 漢字は怖い』(共同通信社・新潮文庫)、『白川静入門 真・狂・遊』(平凡社新書)、『村上春樹を読みつくす』(講談社現代新書)、『村上春樹を読む午後』(文藝春秋、共著)、『村上春樹の動物誌』(早稲田新書)、『大変を生きる―日本の災害と文学』『文学はおいしい。』(作品社)『あのとき、文学があった―「文学者追跡」完全版』『白川静さんに学ぶ これが日本語』(論創社)など。
2009年から白川静博士の業績を学ぶ同人会「白川静会」の事務局長を務めている。

「2021年 『白川静さんに学ぶ 漢字がわかる コロナ時代の二字熟語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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