螢川・泥の河 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307091

感想・レビュー・書評

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  • 2015/10/28、泥の河のみ読了
    比較的読みやすかった作品。ちょっと道尾秀介っぽくて好きかも、あと雰囲気としては蟹工船とかセメント樽の中の手紙とか。泥臭いような重い雰囲気がよく出てた。

  • ノスタルジック。

  • 戦後復興間もない川を舞台に、生きることの哀しさをみる。この登場人物の生い立ちや貧しさ、もっというと宮本輝さんの小説の登場人物にはいつも強烈に惹かれてしまいます。

  • 二編とも少年時代の不器用な友情・恋愛模様の描写が秀逸です。

  • 2015/2/27読了

  • なんだろう。純文学って言うか、もっと堅苦しくて読みづらくて詰まらないものを想像していたんだけど、思っていたより読みやすくて奥の広がりが伝わってくるような作品だった。
    一見した派手さは無いんだけど、何回も繰り返して読むことが出来る、いや、読み返したくなるような小説。そんな印象を受ける。
    何か食わず嫌いだったなぁ。とか思いたくなる。そんな作品だった。

  • そこそこなまめかしい話であるが、これが「高校生に読ませたい」本ね~。
    たしかに戦後の影が残る昭和の様子はよくわかります。

  • 情景、シーン描写が秀逸。
    今でも表紙を見るだけで、作中のシーンが鮮やかに思い出せる。

  • 昔学生時代の試験問題に泥の河の一説が出ていて、それから10年は気になっていた本。

    うん、なんかいい。戦争の跡が生々しく残っている時代を静かに描く様子はまさに文学賞! とよくわからない感想を持つ。
    こう描ける人はそんなにいないから。

    すごい。

  • 戦後間もない時代を描いた作品。
    大阪で暮らす少年少女の出会いと別れを描いた「泥の河」
    父の死や、少年から青年になっていく恋心などを描いた「蛍川」
    2作品とも長編ではないのでサラっと読めた。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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