少年H〈上巻〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101311067

感想・レビュー・書評

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  • 戦争体験を、実体験として語る貴重な資料。全てが事実なら強烈な記憶力だが、それほどの印象がある作品。子供目線で見てるから、都合よく書かれている部分もあるが、それを含めて強烈な印象に残る。コロナ禍で読むと、情報が無く混乱状態なのが、一致していて面白い。

  • 「少年H(上)」妹尾河童著、新潮文庫、2000.12.01
    479p ¥660 C0193 (2018.08.27読了)(2014.01.19購入)

    【目次】
    赤盤の兄チャン
    タンバリン
    オトコ姉ちゃん
    ナイフとフォーク
    二銭糊
    地図と卵

    海の子
    水害
    『三つの宝』
    アラヒトガミ
    日独伊三国同盟
    軍事機密
    紀元二千六百年
    『不可侵条約』
    十二月八日
    踏み絵
    隣組
    防毒マスクとスパイ
    汽車の旅
    夏休み
    欲しがりません勝つまでは
    神戸二中入学考査
    カミケル号
    田森教官
    少年Hへ、そして私への手紙  しまおまほ

    (「BOOK」データベースより)amazon
    神戸の海辺の町に「H」と呼ばれた少年がいた。父親は洋服の仕立て職人。母親は熱心なクリスチャン。二つ年下の妹の四人家族。Hが小学五年生のとき、戦争が始まった。父親がスパイ容疑で逮捕され、Hが大好きな映写技師のお兄ちゃんも、召集を逃れて自殺する。戦争の影が不気味に忍びよってくる。Hは何を見て何を感じたか?戦争を子供の視点で描いた感動の超ベストセラー。

  • ・・・とおもった。

  • 戦争の頃の日本の様子が子供の素直な目を通して読める。結構深い。上巻はまだHが子供らしい感じが強い。

  • 詳しい感想は<a href="http://zero.s79.xrea.com/zero/archives/2005/02/h.php">こちら</a>

  • H少年の昭和前期の物語。戦争が段々激しくなっていく過程のお話。といっても、「少年」ならではのおもろい話。

著者プロフィール

妹尾河童
1930年神戸生まれ。グラフィック・デザイナーを経て、1954年、独学で舞台美術家としてデビュー。以来、演劇、オペラ、ミュージカルと幅広く活躍し、「紀伊國屋演劇賞」「サントリー音楽賞」など多数受賞する。また、エッセイストとしても、『河童が覗いたヨーロッパ』『河童が覗いたインド』などの大人気シリーズで知られている。著書多数。『少年H』は、著者初の自伝的小説で、毎日出版文化賞特別賞受賞作である。

「2013年 『少年H(下巻) (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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