フィンガーボウルの話のつづき (新潮文庫 よ 29-1)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101324517

感想・レビュー・書評

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  • おそれ入り豆です。

  • 構想はあるのに、なかなか新作に取りかかれずにいる吉田君は、ゴンベエ先生の紹介でスパイスを扱う会社の小冊子に文章を寄稿することになる。
    謎の作家の存在や、ビートルズの「ホワイト・アルバム」に導かれ、いくつかの物語がシンクロし始める。

    2016年2月6日読了。
    読むのは2度目になります。
    ひとつひとつが短いお話なので、眠る前に1ひとつずつ。今回はそんな感じで読んでみたのですが、ちょうどいい感じで気持ちがゆったりできました。
    余談ですが。この作品を読んでから、ずっと気になっていたビートルズの「ホワイト・アルバム」を聴いてみました。ただ、一気には聴けなかったので、ちょっと良さが半減してしまったかも。。。

  • 翻訳?って感じてしまった部分もある
    なんとなく外国もんを感じた、お話進行具合。

    話のなかで短編集を書いてる、みたいな。
    これも洒落たかんじに。

    中の書き手が悩んでる感じと、
    おのおのに出てくる人も
    なんかスパッとしてないというか
    模索してるようなかんじが
    ボクにはイイ感じに、
    しっとりとした感じでよかった。

    ソルト、ホワイトアルバム、レインコート、
    余白、ラジオ、しわのあるシャツ、ピザ
    等々、記憶に残るキーワード。

    なんか、もんもんとしてる時に読んで…
    でも、もんもんが解決されるわけではないけど
    読んでみて、なにか感じてもいいんじゃない?
    って感じ、かなぁ。

    吉田さん、めっけ。

  • 2014 4/16

  • (257P)

  • ピザを水平に持って帰った日が好き

  • 落ち着いて、洒落ていて、いかにもクラフトエヴィング商會らしい作品でした。毎日1〜2話ずつ、大切に読んで満足です。

  • 唐突な終わり方。ふわふわした、少しつながってる話がたくさん詰まってた。ビートルズのホワイトアルバム、ドアノブ、音楽、とか。

  • いいですね、吉田篤弘。
    かったぱしから読んでます。
    けっこうハズレなし。

  • よかった。
    これは手元に置いておきたいな。

    少しへんてこ。
    ひとつひとつの話が、ちゃんと心に刻まれる。
    どれも好きだなーと思う。
    どれも体温がある。

    2012年に出会えて、2013年の最初に読み終わったことをうれしく思える本。

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著者プロフィール

1962年、東京生まれ。小説を執筆しつつ、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作、装丁の仕事を続けている。2001年講談社出版文化賞・ブックデザイン賞受賞。『つむじ風食堂とぼく』『雲と鉛筆』 (いずれもちくまプリマー新書)、『つむじ風食堂の夜』(ちくま文庫)、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『モナリザの背中』(中公文庫)など著書多数。

「2022年 『物語のあるところ 月舟町ダイアローグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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