- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101349114
感想・レビュー・書評
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好きじゃないです。この話。
自殺は良くない、絶対に。
最終的には、この本もそう言ってるんだと思うけど
城真吾とか舞姫とかスター的存在になる(する)のは
正しくないでしょ。佐智子も気に入らん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結構好きな重松清の作品で、あまり好きではなかった一冊。
『自殺』がテーマなので暗くなるのは良くわかるが、
文章がまわりくどいような、じゃあだからどうしろって....
と言いたくなるような....
まあ気分が落ち混んでいるときに決して読んじゃいけない一冊
かな!? -
自殺や死を題材に書かれているが、重松清のなかではいまひとつだった。それでも読みやすいのには変わりない。
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重松清は比較的好きは方だが、この本は好き嫌いがハッキリ分かれるのではないか。というより、いつ読むか、で心の許容の仕方が大きく変わるように思える。もし今大切な人が笑顔で、人生の温かさや明るさを謳歌しているのであれば、どこか遠い物語のように、もっと言えば薄ら寒くすら感じるだろう。だれか大切な人が健康とは言えず、悲観的な思いをしていれば、この本はその心のとなりに佇み、慰めの一つになるかもしれない。自殺を白と黒でとらえず、灰色に見ておきながら、それでもやっぱり最後は生きることに肯定的な書き方をするのが重松清らしいなと。ただ、自分にとっては今ではなかった。それだけの話。
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自殺がテーマでした。なんの予備知識もなく、図書館で借りてきましたが…
それぞれの気持ちは分かるような。
でも結局死を望んでいると何かをきっかけに生きるきっかけを見つけるし、
死を望んでなくてもその時は確実に来るというか、ひっそり隣にいたのに急に存在感を出してくるときもあるし。
祖母が病気で亡くなる時期に読んだからか、私としては自殺がテーマというよりは、『人は最後まで生きる事を望んでる』って事が残った本でした。
本の中出てくる坂本先生かな(曖昧ですみません)
が、「死ぬ気でやれば」的な事を言ってて…
どうせ死ぬなら死のう
じゃなくて、
どうせ死ぬなら、何かやってやろう!
そのうち生きてればいいことあるだろう!
という気持ちでいてほしいと思いました。 -
話しに乗れなかった…職場の昼休みに読んだが、1年近く読むのに時間がかかった…。
自殺と教師とアイドル -
扱ってるテーマが自殺のせいか、読んでても重い・・・(ー ー;) 初期の作品のせいか、文章もリズム感が無いというか、スイスイと読めなかったのが残念。重いテーマの時ほど、リズム感が大切だと思うんだけど。
双子の兄を自殺で亡くした高校教師の主人公を軸に、兄の恋人だった芸能プロダクションの女性専務やら、作られた偶像の自殺志願者・城 真吾などが物語を進めるのだが、いささか現実味に乏しい。現実味が無くてもリズム感があれば、スッと読めてしまうのだけど・・・。
高校の同僚なんかに良い味を出してる人物が描かれてるだけに、少しもったいない気がする。
テーマがテーマだけに、ハッピーエンドとは言いづらい結末だし、結局、舞姫通信って誰が書いてたの?という些末な謎も残って消化不良。
☆2個。 -
うーんうーん。自殺っていうテーマは興味深かったし、それに対して「人はいつでも死ねる」し、生きることに目的を見出すように死ぬことにも目的を見出すっていう考えはなるほどーって感じでした。
が、リクオの自殺に対する佐智子の向き合い方がすごく気持ち悪くて、かつそれに寄り添う僕にも納得いかなくて、最後まで読みきるのが辛かった。
「人は死ねる。いつ。いつか。いつでも。人はいつか死んでしまうし、いつでも死ねる。…僕の『いつか』は君の 『いつか』とは違うし、君の 『いつでも』も別の誰かの 『いつでも』と同じではない。だから、すれ違うだけの短い 『いま』を君と一緒に過ごした僕は、君に祈るしかない。君の 『いつか』が、ずっと、ずっと、遠い日でありますように。君の 『いつでも』が逃げ水のように、いつも 『いま』より少しだけ先にありますように。」
「死ぬために生きる生き方だって、あっていいんじゃないんですか……」 -
読むのに時間がかかった。
ということは…あんまり興味をそそられなかったのかも。 -
自殺の話