せんせい。 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349275

感想・レビュー・書評

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  • 物理の先生
    保健室の先生
    美術の先生
    小学6年生の担任
    野球部の監督
    社会の先生

    先生も人間ではある。
    しかし、数多くの生徒を受け持付けれど
    生徒は多くの影響を受けるものだる。

    自分も、中学1年、中学3年、高校3年と当時の先生を思い出した。
    特に、高校を卒業して1回もクラス会を行っていないことが気になる。先生も高齢になった。・・・
    会いたい

  • 2017年11月12日読了。
    2017年90冊目。

  • 【あらすじ】
    先生、あのときは、すみませんでした―。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわかる、あのとき、先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みいる、教師と生徒をめぐる六つの物語。

    【感想】

  • 仕事で落ち込むと、いつも思い出すバイブルのような一冊。こんな先生いいな〜、この先生最悪〜、と、いろいろな先生が登場するのだが、どの先生にも共感してしまう。たくさんの喜びと、たくさんの後悔をいつも背負って、教師もまた多くの人の手によって、「先生」にしてもらっているのだ、と痛感させられた。時にたちどまって、後ろを振り返ることも大事だなと思う。

  • 泣いた赤鬼 に感動した。泣いた。

  • 2017/2/12
    初めて重松清の本を読んだ。教師と生徒という関係にフォーカスした短編集。教師と生徒の関係を小説にしたと言っても、普通の関係ではなく、双方にあるいはどちらかに何かを抱えているような、微妙な心情の描写もたくさんある。また、教師の側からの話、生徒の側からの話もそれぞれ立場の違いもあり、展開していく話はすごく読みやすい。夢を追い続けた白髪のニール。この話ではロックンロールと絡めた話だったが、ロックとは何か、ロールとは何かを物語全体で先生の生き様とともに表している。ドロップスは神様の味では、いじめを受けている生徒と保健室の先生の話で、いじめを受け入れようとする生徒と、担任や保健室の先生の織りなす内容が書かれている。にんじんでは、教師のダークな面が書かれている。特定の生徒だけを極端に嫌っていた先生とにんじんのかつての小学校時代のことや、同窓会での再会に際しての話と、そこでのにんじんとの会話なども読んでてハッとする。泣くな赤鬼は、ちょっと感動的な話…?中退した生徒に目を向けることがなかった先生と生徒の病院での再会や、その生徒ゴルゴの死が迫ってきだときの先生の心情の変化が描かれている。最後の気をつけ、礼。はどもってしまう生徒とギャンブルに溺れたダメ教師が地元で起こした金のトラブルやそれにまつわる話。まあ、自分でも許せないよなーと思う。どの話も、教師と生徒の関係に商店が当てられていて、必ずしも授業を学校で教えるだけが教師ではなく、生徒のその後や、いろいろなことに目を向けていかなくちゃいけないんだなあと思わされた一冊でした。

  • どの話も涙…涙…で読んだ。バスの中では読むものではなかった・・・。

  • 私は、先生にたいした思い出も、感謝も無いな。立派とも思わなかったな~!

  • 考えさせられた作品

  • 2016/04/04
    「泣くな赤鬼」が一番印象に残りました。泣いた赤鬼を連想する短編のタイトルですね。
    せんせいー。卒業しても中退しても大人になっても好きでも嫌いでも先生はずっと先生。大学の先生が言ってました。子どもは先生を先生にしてくれる。この短編どれをとってもそうだったのではないでしょうか。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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