- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101349787
感想・レビュー・書評
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毎日、大阪城を見ながら通勤しているけど、戦国時代、そこには城ではなく寺があったとな。巻頭に地図が付いていて、見知った場所ではあるけれど今とは異なる地勢が描かれており、戸惑いながら想像力を働かす。
織田信長に攻め寄せられる大坂本願寺から助太刀を求められた毛利家。いかな毛利家とて10万石もの兵糧を簡単に運べる術もなく、瀬戸内海を実質的に支配する村上海賊の手を借りるべく使者を送る。
使者と海賊の頭領との会談は中途半端に決裂したものの、ふとした顛末から大坂へ向かうことになった海賊の姫君・景。その性格と容姿から行く先々でひと騒動必至であった…。
この作者、前に読んだ本(2冊だけだが)もそうだったけど、歴史上の出来事を描きながら、描写は現代劇画調といったトーンで、そこは今回もまた同じ。
景さんはのっぺりした顔が美人とされる戦国時代の日本では醜女と決めつけられているが、現代で言うと彫りの深いエキゾチックな美人といったところかしらん。
2014年の本屋大賞、待ってましたの文庫化なんだけど、ちょっと軽い印象。まあ、お話はまだ始まったばかり。 -
再読
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1巻読み終えてもキャラの強さにまだ慣れない…。
のぼうがすごく面白く感じたし評判もいいし、読み進めるどこかで楽しくなってくることを期待してます。 -
正直、最初の100ページくらいは、あまりストーリーが入ってこず…
最後の100ページくらいで、登場人物の相関図が理解できるようになり、楽しくなってきた。
積極的に続編(二)が読みたいかというと、、申し訳ないが答えは否。
まあ機会があれば、という感じです。
新人賞とってたり、有名な歴史長編だったからちょっと期待外れ感が個人的にはある。
生粋の歴史好きには、たまらん小説なんだろうな。
たぶん漫画の方が楽しめる、と思う!続編読むなら漫画で読みたい!うん。 -
村上海賊の話。初めて読みました!景や弟の景親、兄の元吉や父の武吉、来島村上の吉継、因島村上の吉充、眞鍋七五三兵衛やその父、眞鍋道夢斎など個性豊かな人が出てきて面白かったです。石山合戦の本願寺側影役村上海賊がこれからどんな活躍をするのか楽しみです!【小5】
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とりあえず一巻。いい感じにこれから面白くなっていきそう。ワクワク。
勝手に景の顔は中村アンさんとか高橋メアリージュン的な人を想像してます。(目鼻立ちとかの描写から)
時代が違えば美醜の考え方も違うのね...。
当時の国どうしの地理関係とかちゃんとリアルタイムで追いつくためには集中して読む必要があるが、この感覚を頭に入れたまま日本中(特に近畿、四国、中国)を旅したらとっても楽しそう。
城址めぐりしたくなる。特に中四国は知らない地名ばかりでぜひともしまなみ海道から探索してみたい。
眞鍋家の泉州弁がだいぶガラ悪くて、泉佐野出身の友人のことを思い出して愉快だった。 -
長編に疲れて薄めの本を連続して読んでいたが、飽きてきたところで長い話をはさんでみた。ただし文庫版で。(単行本上下巻が文庫4巻になっているので、単行本でいえば半分くらいの分量)
思いつきで図書館で借りて読み始めたが面白かった。
さすが本屋大賞の作品だ。
時代は戦国で石山合戦のころ、元就は死んで輝元を毛利の両川がサポートしている時代。毛利と能島村上氏との関係性を中心に描かれている。先が気になるが長編同時並行が厳しいので2巻以降は間をおいてから読むことにする。 -
村上海賊の話しで、瀬戸内の歴史がさらに立体的に、なりました。面白い物語です。
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初めて歴史小説を読みました。
やっぱり登場人物の名前を覚えるのが難しいなぁ…と。
ただ、登場人物の台詞回しや時代背景の説明はわかりやすかったです。
まだまだ物語の導入部分になるので、機会があれば読み進めていきたいです。