かまいたち (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369167

感想・レビュー・書評

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  • 宮部みゆきの初期の作品なんですね。
    謎が混み入っていて、気合いを感じました。

  • 時代小説の短編集。人斬りとミステリーの親和性。

  • とても読みやすい文章だった。
    私はかまいたちの結末が一番好きだ。

  • 師走の客 最後が良かった

  •  「かまいたち」「師走の客」「迷い鳩」「騒ぐ刀」の4編を収録した時代小説短編集。著者の初期時代小説。
     「かまいたち」は、辻斬りの現場を目撃してしまった主人公の少女が、口封じに殺されるかもしれないと怯えながらも、果敢に事件解決へ突き進む姿が印象的なサスペンス風の作品。ハラハラした展開が面白く、一気に読めてしまう。「師走の客」は、20ページほどと短いながらもスパイスの利いたからくりが用意されていて小気味いい。「迷い鳩」「騒ぐ刀」は、お初という人には見えないもの、聞こえないものが、見えたり聞こえたりしてしまう特殊能力をもった少女が不可思議な事件を解決へと導くミステリー的な作品。このお初を主人公にした作品は講談社文庫から出ている「震える岩」「天狗風」という2長編へと繋がっていく。

  • おもしろかった。

  • 宮部さんの時代物。ちょっと怖いけど読めてしまう。お初が出てきたので驚きました。震える岩とか、とても面白かったのでまた再読したい。三島屋は怖すぎて断念してしまったけれど。

  • 「かまいたち」
    「師走の客」
    「迷い鳩」
    「騒ぐ刀」
    の中短編集。

    かまいたちが好みでした。
    町医者をしている父を手伝う、およう。
    ある晩、往診に出掛けた父を心配する彼女。
    ここ最近市中を辻斬りが騒がしていたためである。
    心配で父の迎えにいったが、途中その辻斬りに出くわし、顔を見てしまう。
    その場で命は取られなかったものの、朝になると、辻斬りの場にいた男が前の家に引っ越してきた...

    辻斬り(疑い)に最後、娘を持っていかれそうな父が良い。

  • 江戸を舞台にしたミステリー4短編。かまいたち、師走の客、迷い鳩、騒ぐ刀。
    宮部みゆきの初期の作品とのこと。今とはちょっと違う習作っぽい部分もあり、今に至るコアな部分もありって感じでしょうか。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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