この世の春(上) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369457

感想・レビュー・書評

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  • 時代物なので言葉が難しいところはあるけれど、調べながら読むのが楽しかったです。
    ストーリーも映画を見ているかのようで、どんどん読み進められました。
    だけど後半だけ削ってもいいんじゃないか、と思えるほど退屈なところが数ページあったので星4つにしました。

  • 文庫本が出るのをひたすら待って、ようやく読みました。
    宮部みゆきさんの時代ものは絶対に外れがない。

  • 登場人物やら設定やらを把握するのに少し時間がかかった

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    ごめんくださいまし―。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。応対した各務多紀は、女が連れていた赤子に驚愕する。それは藩内で権勢をほしいままにする御用人頭・伊東成孝の嫡男であった。なぜ、一介の上士に過ぎない父が頼られたのか。藩中枢で何が起きているのか。一夜の出来事はやがて、北関東の小国を揺るがす大事件へと発展していく。作家生活三十周年記念作。

    令和6年1月28日~30日

  • 冒頭から謎めいて始まり、徐々に状況が明らかになっても謎は深まるばかり。好感の持てる登場人物ばかりで、物語にぐいぐい引き込まれていく。

  • 書き方、表現の仕方に読書の楽しさを味わいながら読めた

  • 孤宿の人にとても似た雰囲気の作品。
    やはりこの時代は勤勉で心根がまっすぐな人が多かったんでしょうか。
    主人公の多紀はとっても良い女子です。

  • ★評価は読了後に。
    この作家らしい背景・人物設定、そして安定の展開。
    ちょっと嫌味を言えば、面白いけど新鮮味がない(かもしれない)。
    いずれにせよ読み進めましょう、今のところ何とも言えん、が本音です。

  • やっぱ面白いなあ、宮部さんの時代物ほんとうに好き。上巻では何が起こってるのかなかなか見えてこなかったけど、やっと終盤で物語が動く。続きが楽しみ。

  • 時代小説とミステリー小説が一緒になっている面白さに一気読みしてしまった。この上巻では、解き明かされていない謎がいくつかあり、推理していく楽しさを感じる。上巻しか読んでいないこの時点で思うことは、亡霊の話しではなく、最後までミステリー小説であろうことに個人的には期待したい。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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