この世の春(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369457

感想・レビュー・書評

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  • 手もとにはあったんだけど、この度、北上特集号で目にして、ならば是非ってことで着手。日常的に時代小説に親しんでいる訳じゃないので、どうしても導入部分の背景説明とかに手こずってしまうんだけど、それさえ抜ければ、あとは素敵な宮部ワールドへ。物語が走り出してからはもう、稀代のストーリーテリングに圧倒されっぱなし。いやはやさすが。まだ序盤だけど、先の展開が気になって仕方ない。

  • 宮部さんの時代小説はやっぱり面白い。
    え?!これどうなるの?!と、ついついページを進めたくなる魔力がある。
    そしていつも読み終わると心が温かくなる。
    早く続き読も!

  • 描写の割に、会話も多く話が入りやすい。
    物語にすぐ引き込まれた!続きが気になる!

  • 下巻にまとめ。

  • 苦手な作家宮部みゆき。
    この世の春
    江戸時代の、話で
    死霊に取り憑かれた、重興をどうにかしようと試みる
    タキ。
    ほんとに死霊なのか?
    今で言う多重人格のようだ。

    次の巻が楽しみだ

  • 時は江戸初期。下野(今の栃木県のあたりか)の北見藩という架空の場所を舞台にした時代小説。
    名君主と謳われた北見成興が急逝し、六代藩主となった重興。眉目秀麗で、多くの期待を背負って藩主となった重興が、どうやら気の病に侵され、「五香苑」と呼ばれる館で強制隠居させられているらしい。
    そんな重興のもとに仕えるようにという突然の指令が、元作事方組頭の娘の多紀に下る。多紀は一度は嫁いだものの婚家で心身ともに大きな傷を受け、出戻っていた娘だ。この命が多紀に下されたのは、あの世とこの世をつなぐ「御霊繰」という能力をもつ一族が関係しているという。

    重興は何者かに憑りつかれているのか?
    あるいは、先天性の心の病が発病したのか?
    それとも、なにかもっと別の忌まわしいことによるものなのか?

    心を固く閉ざしていた重興が、多紀の優しさや真っ直ぐな心に触れるにつれ、少しずつ心の風景をあらわにしていく。そこには、藩の重大な秘事とあまりに残酷でいたわしい事実が隠されていた。

    (続きはこちら↓)
    http://blog.livedoor.jp/bunkoya/archives/52598816.html

  • 乖離性同一性障害をこの時代に合わせて書いていることがすごい。面白かった。

  • 中巻が楽しみです。

  • 時代モノにこの題材は面白いなと感じたが、ヒロインとなるべき女性にそれほど魅力を感じず。
    宮部みゆきさんの作品にしては、ちょっと女性キャラの作り込み?に後半特に失速感があるように感じた。

  • まだわかんないけど
    上中下巻の上巻としては
    謎が明らかで
    わくわくさせる内容だったと思う

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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