- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101369457
感想・レビュー・書評
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手もとにはあったんだけど、この度、北上特集号で目にして、ならば是非ってことで着手。日常的に時代小説に親しんでいる訳じゃないので、どうしても導入部分の背景説明とかに手こずってしまうんだけど、それさえ抜ければ、あとは素敵な宮部ワールドへ。物語が走り出してからはもう、稀代のストーリーテリングに圧倒されっぱなし。いやはやさすが。まだ序盤だけど、先の展開が気になって仕方ない。
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宮部さんの時代小説はやっぱり面白い。
え?!これどうなるの?!と、ついついページを進めたくなる魔力がある。
そしていつも読み終わると心が温かくなる。
早く続き読も! -
描写の割に、会話も多く話が入りやすい。
物語にすぐ引き込まれた!続きが気になる! -
苦手な作家宮部みゆき。
この世の春
江戸時代の、話で
死霊に取り憑かれた、重興をどうにかしようと試みる
タキ。
ほんとに死霊なのか?
今で言う多重人格のようだ。
次の巻が楽しみだ -
時は江戸初期。下野(今の栃木県のあたりか)の北見藩という架空の場所を舞台にした時代小説。
名君主と謳われた北見成興が急逝し、六代藩主となった重興。眉目秀麗で、多くの期待を背負って藩主となった重興が、どうやら気の病に侵され、「五香苑」と呼ばれる館で強制隠居させられているらしい。
そんな重興のもとに仕えるようにという突然の指令が、元作事方組頭の娘の多紀に下る。多紀は一度は嫁いだものの婚家で心身ともに大きな傷を受け、出戻っていた娘だ。この命が多紀に下されたのは、あの世とこの世をつなぐ「御霊繰」という能力をもつ一族が関係しているという。
重興は何者かに憑りつかれているのか?
あるいは、先天性の心の病が発病したのか?
それとも、なにかもっと別の忌まわしいことによるものなのか?
心を固く閉ざしていた重興が、多紀の優しさや真っ直ぐな心に触れるにつれ、少しずつ心の風景をあらわにしていく。そこには、藩の重大な秘事とあまりに残酷でいたわしい事実が隠されていた。
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http://blog.livedoor.jp/bunkoya/archives/52598816.html -
乖離性同一性障害をこの時代に合わせて書いていることがすごい。面白かった。
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中巻が楽しみです。
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時代モノにこの題材は面白いなと感じたが、ヒロインとなるべき女性にそれほど魅力を感じず。
宮部みゆきさんの作品にしては、ちょっと女性キャラの作り込み?に後半特に失速感があるように感じた。 -
まだわかんないけど
上中下巻の上巻としては
謎が明らかで
わくわくさせる内容だったと思う