- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101457130
感想・レビュー・書評
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再読
浚介が ある事がきっかけで 変わりつつある。
馬見原が もどかしい
ちゃんと しっかり 佐和子を見てと思う。
でも、冬島親子も心配…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それぞれの人物像がよりリアルに。
世間と個、世界と日本、戦争と平和。
それを比べることに果たして意味はあるのだろうか。
起こっている“問題”の実像は誰にも掴めないのかな。 -
あの日の光景をふり払おうと酒に溺れていた浚介は、さらなる痛みを味わう。游子は少女をめぐり、その父親と衝突する。亜衣は心の拠り所を失い、摂食障害から抜け出せずにいる。平穏な日々は既に終わりを告げていた。そして、麻生家の事件を捜査していた馬見原は、男がふたたび野に放たれたことを知る。自らの手で家庭を崩壊した油井善博が。
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家族狩りの第2部
浚介のキャラクターイメージが変わってきた
事件後に若者たちに襲われてから人間味が出てきた
新たな事件の気配を匂わせて終わってるため、早く三部を読みたくなるね -
最後の『人影』に驚き!
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「ニュースは先進国から配信されるんだよ、ママ。だから先進国の被害は、五人でも五千人でも、ぼくたちは知ることができる。同情し、怒って、報復は仕方ないと思える。でもねママ、貧しい国にはカメラはない。大きい国に都合の悪い映像もカットされる。だから、貧しい地域で殺された子どもや、誤爆で吹き飛ばされた花嫁や、飢えや疫病で死んだ家族の姿は、ニュースには流れないんだ。十万人、百万人と死んでも、ぼくらは涙は流せない。だってテレビに映らないからね。わかる、ママ?いまは、テレビに映らない死者は、はじめから生きている人としても、存在していない時代なんだ。すごいペテンだと思わない?」
全然物語の潮流のセリフなんだけど
切り貼りされた世界を
見せられているとどっかで思いながらどっかで権力者視点で見ている自分に自戒を込めて。 -
読むのがしんどいけど、書くのはもっと辛いんだろうな
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まだまだ序盤。登場人物たちがどこでどうつながるのかがまだ見えてこない。。。。
馬見原の思いの「楽しいことは裏切られたら悲しみが倍増する」という気遣いの言葉が今の私にはピッタリくるかなと。
もっとドライに裏切る人はそういう人なんだと割り切ることができればいいんでしょうけど。。。。
できないからしんどいんかな。。。
でもできないものはできないよな。。。 -
事件も暗い、登場人物の過去や性格も暗い。問題意識も暗い。