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- Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101457161
感想・レビュー・書評
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社会問題を扱っているのでそれなりに共感は得られるのだろうが、結末は強引で陳腐。怖いもの見たさ、嫌なもの見たさを満足させたい人向けのエンターテインメント。
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天童さんはファンでしたが、正直今回は好きになれませんでした。
文庫本5冊で読んだからか、間延び感が有々。
登場人物ごとに山場、山場を迎えてるはずが、まったく伝わらず、普通にSeven Years In Tibet状態。
メインキャラとサブキャラの区別があんまりついてないんで、多すぎる登場人物中、誰に集中していいかわからんし、かと言って全員が最後に一箇所に来てわわわーって集結感があるわけでもない。
テーマも、家庭崩壊、不登校、殺人事件と捜査、カウンセリング、恋愛、etcって多岐にわたってて、どれがメインかいまいちぼやけてる感じ。
たぶん「永遠の仔」では、テーマが多くても読み手によってメインが違って見えるって神的手法を披露してくれた天童さんなので、今回は単純に絞りきれてない感がありました。
単行本2冊で読んでたらまた違ったのかな?
読了するまでの時間とか、本の形状とか季節とか、読書ってやっぱり奥深いわ。
電子本で読んだら・・・いや、先に何ページあるかわかんないメクラ状態はもっとも読む気をなくす気がする。
私はローテクの紙派です。