天久鷹央の推理カルテV: 神秘のセラピスト (新潮文庫nex)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800905

感想・レビュー・書評

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  • 今回のカルテは3つ。人混みに行くと体が腐る青年、若返りした年配女性、手に十字架を浮き出し、血の涙を流して予言する男。
    いつもの調子で天久先生が問題解決し、隣で小鳥遊先生がバタバタしてます。楽しかった。

  • '22年5月29日、読了。Amazon audibleで。シリーズ、7作目。

    とても、満足しました。面白かったです。
    やはり、短編の方が読み(聴き)やすく、このシリーズに合っているのかな、と感じました。

    最後の作品に、ヴァチカンの「奇跡認定」が出てきて…井上真偽さんの「その可能性は〜」の、ウエオロ探偵を思い出して、ニンマリしてしまいました。アハハ!

    そろそろ本当に、知念実希人さんの他の作品を…と、思ってます。映画で観た、「仮面病棟」がいいかな…。

  • 知念実希人『 天久鷹央の推理カルテV 神秘のセラピスト』新潮文庫nex。

    シリーズ第7弾。連作短編3編にエピローグとプロローグを収録。今回も様々な症例と医学に裏打ちされた謎解きが楽しめる安定の面白さ。

    『雑踏の腐敗』。姉を頼り上京してきた若者を襲った雑踏の中で自らの肉体が腐り始めるという奇病に天久鷹央が挑む。

    『永遠に美しく』。鍼灸師の施術により突然、若返り始めた女性の謎を天久鷹央は解き明かすことが出来るのか。

    『聖者の刻印』。エピローグとプロローグにも関わるメインの短編。二度にわたり白血病が再発し、骨髄移植以外に治療法は残されていない少女。しかし、少女の母親は預言者のお告げを信じ、骨髄移植を拒否する…

  • 天久鷹央シリーズ6作目。「雑踏の腐敗」「永遠に美しく」「聖者の刻印」の3作品が収録されており、それぞれ人混みで体が腐ってきてしまう謎、若返り秘術の謎、預言者に入れ込んで娘の骨髄移植を拒否する母親の説得に天久鷹央が挑みます。特に「聖者の刻印」は鷹央が医師として精神的な成長を見せるお話でした。

    予想外の医療知識がオチになる事が多いので、謎解きと結末を楽しみにしながら読めるところが本シリーズの魅力の一つだと感じました。次作も楽しみです。

  • 医療と宗教、とても難しい関係性の話で

    頼るべき時と頼るべきでない時との見極め

    向き合うべき問題に向き合う難しさを学びました。
    鷹央先生が回を増すごとに対人能力がうまくなっているなぁ

  • audible聴き放題にて

    世界観が固まってきた
    こんだけ続けばそりゃそうか

    そして安定の面白さ
    ベタな展開でも思わずニヤニヤしてしまう笑

  • 人混みの中で体が腐っていく男
    明らかに若返った女
    預言者の言葉を信じ娘の治療を拒む母
    という話

    先生人を使うの上手いですよね
    どんどん仲間に引き入れていきそう
    ぐいぐい行くのに脆いところがあってしょうがないなぁとなるのも先生の魅力の一つですね

  • 間に長編挟んでいることをこの巻を読んで知る。。。
    まぁ多分影響はなさそうだから良いか、


    信仰の自由と医療の話はなかなかセンセティブなところ。詐欺師には詐欺師にを、という着地でした

    2022.3.21
    43

  • いいね

  • 不思議な現象を医療の知識で解明するシリーズなので、最初の謎が有り得なさそうであればある程いいんだけど今回は渋谷の雑踏の中で手が腐っていく「雑踏の腐敗」と20歳以上の若返りを見せる「永久に美しく」で不思議は充分。謎の正体もなるほど納得。「聖者の刻印」はその点については少し弱いかな?と思ったけど白血病の少女を囲む母親と主治医達との攻防とか、以前の患者の記憶を乗り越えようとする鷹央先生の成長ぶりとか色々読ませる。めちゃ振りで振り回すけど信頼してるのねー、な部分はあるけど関係性は相変わらずなので小鳥先生、お疲れ様です。

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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