- Amazon.co.jp ・本 (651ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102010174
感想・レビュー・書評
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スタヴローギンかっけえな、という感想しか浮かばなかった。
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最初の300ページしんどかった。期待を裏切らない。そこからはやっぱり面白い。
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長らく積んでたもの。初っぱなから恐ろしい文字数におののく。ロシア文学ってそういえばこうだったなと。上巻はまだ序章かな。
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文豪による大作。
一人称になっているが他作品と違って三人称になったりもする形式。
ワルワーラ夫人の庇護下にあるステパン氏が主役かと思えばそうでは無くステパン氏の教え子ニコライ・スタブローギンが主役。この男、美青年であり教養もあり腕っ節も強くいわゆるイケメンであるがドス黒い過去を持ち合わせており尚且つ登場時には無気力状態という正体不明なカリスマ性があります。今まで読んだドストエフスキー作品の中でかなり個性的なキャラだと思われる。 -
相変わらず長い。
これからっしょ -
ドフトエスキーの話は展開が気になるものばかりだ。
侮辱を侮辱で返されず善で返されると人は良心の呵責に苛まれてしまうものなのか。ニコライは本当は良い心を持った人間だったんだろうなあ。 -
悪霊 (上巻)
(和書)2009年09月13日 01:19
1971 新潮社 ドストエフスキー, 江川 卓
米川正夫翻訳「悪霊」は以前に読んだことがあるのですが、今回は江川卓翻訳で再読しています。
関係というものが関係妄想のように諸関係がその活動を開始し始めその呪力(ハウ)のようなものによる関係性がからみ複層的に争乱の予感を滾らせていきます。それがどうなっていくのかとても興味深く読んで行くことになると思います。
下巻も楽しみ。 -
上巻は謎が謎を呼ぶ一方で1章ごとに休憩入れながら。下巻の1/3読み進めたあたりからは展開がジェットコースター。いつもながらエピソード作りはめちゃ面白い。
けれど、やはりこの信用できる人間が誰もいないタイプの構造は苦手。人物が本音で話し出すまでが辛かった。
こんな小説が産みながら密告と粛正の国になっていくこの時代、やはり興味が尽きない。 -
これまでに何冊か読んだドストエフスキーの小説の中で、最も難解な作品。
主人公はステパン・トロフィーモヴィチではなく、ニコライ・スタブローギンだとわかるまでに時間がかかった。
上巻のクライマックスは、ニコライとガガーノフの決闘であろうか。