悪霊(上) (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (651ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102010174

感想・レビュー・書評

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  • RusLit

  • 夏には読みたくないロシアのいざこざ。長い。でも面白い

  • 2008/9/2購入

  • 池に向かって走る豚が心の中に棲む。

  •  無神論的革命思想を携えて集まった秘密組織の人たちが上流階級の秩序を破壊する様を、悪霊のらんちき騒ぎに見立てて描いた小説。【参考】人物相関図を印刷して持ち歩かないと確実に登場人物がこんがらがるので次を参照。→http://f.hatena.ne.jp/ariyoshi/20080208201513 。2008.8.1-4.

  • なんかすごいということがわかる。
    カラアニもだけど、、、文章の密度というか、おいしさというかコクというのか。
    ドストエフスキーが特別なのか、それともこういう雰囲気の小説はほかにもあるのだろうか?

  • 今読んでる。
    ドストエフスキーの良き個性、特徴であって悪い所でもあるんだけど、同じ所を何回も読み返さないと何を言ってんだか分からない(笑)
    なんか思想家(?)としてのドストエフスキー全開な本だと思う。

  • 漫画の「モンスター」もモチーフにしたんじゃないかと思う。背後で静かに笑う、冷徹な悪の存在がリアル。ただ、結局歪んだ思想の悪は勝手に破滅するとういう結末で、もっと盛り上がって終わってほしかった。

  • 「あなたが無神論者なのは、あなたが坊ちゃんだからです、最低の坊ちゃんだからです。というのは、ぼく自身、坊ちゃんだからです。いいですか、労働によって神を手に入れるのです。本質のすべてはここにあります、さもないとあなたは、醜い黴のように消えてしまいますよ。労働で手に入れるのです。」

    「神を労働で?どんな労働でです?」

    「百姓の労働です。さあ、行って、あなたの富を捨てていらっしゃい…ああ!あなたは笑っていますね、それがただの手品になるのがこわいんですね?」

    しかしスタヴローギンは笑っていなかった。

    「きみは、神を労働によって、それも百姓の労働によって手に入れられると考えているんですか?」

    まるで熟考の必要のある何か新しい重大なことをほんとうに見いだしでもしたように、ちょっと考えてから、彼は聞き返した。

  • ドストエフスキーの「毒」と「美」に何度読んでも飲み込まれます。(下巻も同ランク)

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著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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