琥珀の望遠鏡〈下〉 ライラの冒険III (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102024164

感想・レビュー・書評

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  • この物語から、ライラもウィルも、人の力や物の力を借りてここまで来た。

    だから、今度は自分たちが勉強をして、自分たちの世界を作って欲しい。というこの本を読む子供たちのメッセージなのかなと思いました。

  • 久々に海外長編ファンタジー。ハリポタよりも大人が読むに耐えうる作品。個人的には、細部の世界観をもっと詳細に詰めてほしかった。例えばダストのことや、宗教的権威のことなど。しかし、そうすると、ハリポタや指輪物語のような大長編になってしまいかねないので、文庫本6冊にまとまった本作くらいの方が手に取りやすいのかもしれない。いずれにせよ、ファンタジーは自分の想像力の限界を破壊して広げてくれるような気がして好きである。

  • 話しが進むにつれ、盛り上がりもなくただただ暗い未来に向かっていく。児童書だったよね、これ?

  • ウィルとライラの冒険はいよいよ佳境へ。しかしこの巻で終わらせないといけない理由でもあったのか、話を終結させるべく諸々の出来事がバタバタと片付けられていく。面倒な登場人物にケリをつけられてウィルとライラはくっつき、世界平和が訪れる。作者のプルマンは几帳面な性格なのだろうか。なんとも事務的で物足りない。もう少し話を広げて続編でも期待させるように中途半端な部分も残して放っておくべきでしょう。だってファンタジーなのだから

  • 図書館で。
    う~ん。私には合わなかったなぁ…という感想です。

    お話が大きすぎて全体像がつかめなかったことと、第二部からライラの視点だけでなく他の人の話が入ってきたため、一つの視点で物語を追いかけられなかったので、読んでいて緊張感を持ち続けられなかった。まぁ他の人の動きも重要なのかもしれないのだけれども…。

    登場人物であまり好感の持てる人が少なかったのも大きいかもしれないです。が、それはそれで結構厳しい局面でもソウナンダーという感じで読み進めることが出来たかな。後、結構重要人物と思っていた人が簡単に亡くなったりしてそこもびっくりでした。結局好感持てたのはシロクマとダイモンだったな。どっちも人間ではないもんなぁ~

    なんとなくですがコールター夫人が暗躍している辺りが一番個人的には面白かったような気がします。しかし、最後の方は裏切りのオンパレードで彼女が何してるのかよくわからなくなったのでちょっと残念。一番の悪役はアリスエル?卿だと思ってます。なんかイケスカナイんですよね、あの男。

  • オーソリティとの戦いや死者の世界のあたりまではすごくワクワク感があったんだけど、最後のほうは無難にまとめてしまった感がある。

  • 最初(1巻)は良かったんだけど、とっ散らかってきた感じ。
    ライラとウィルには最後まであまり感情移入できませんでした・・・
    この壮大な感じはファンタジーならではで好きなんだけど・・・なんか色々惜しい。

  • 「黄金の羅針盤 上巻」を読み始めた時には
    全く想像できなかったストーリー展開に大きなテーマ。
    『冒険』の域は軽く越えてます。
    読み応えはあるけど、児童文学らしいハラハラ・ドキドキ・ワクワクを期待していた私には
    ちょっとしんどい内容でした…。

    読解力がないからか、
    読むのがしんどくなったからか、
    腑に落ちない部分もちらほらとあるのだけど
    死者たちの心残りがないように話が展開していったのには救われた感じがした。


    とにかくたくさんの人が死んでいって、
    危険に次ぐ危険、
    先の見えない壮大なストーリーだっただけに、
    ミュレファとメアリーの場面がほっとできて大好き!

  • おもしろかった

  • 黄金の羅針盤から一気に読み続けてしまいました。(この本は3部作の最後の下巻)

    最初のお話は、ライラを中心とした国や、その中の事件が中心でしたが、2作目の【神秘の短剣】からウィルという男の子が新たに主人公として現れ、物語の核心に進んで行くと同時に、新たな登場人物や世界が広がり、物語の内容が濃くなっていきます。

    3作目の本作では、とうとう物語の最大の謎に向けて話が進みます。

    当初は、子供の誘拐事件とダストと呼ばれる物質の正体について解き明かしていましたが、それが分かるにつれて、この世界と他の世界との繋がりや、死者の世界、神様の世界など、話が壮大になっていきます。

    私は無神論者なので、客観的に楽しく読むことが出来ましたが、心に信じる物が有る人にとっては、大胆な発想のお話なので、色々思うところが有ると思います。
    登場人物のキャラクターがどれも素敵で、感情が豊か。悪い奴だけど憎めない者、自己中心的だけど信念を全うする者、命に代えてでもライラ達を守る者など、生き様が様々で圧巻です。

    大人向けの冒険小説と有るだけに、結構タブーも多かったように思います。(子供が死んだり、戦闘シーンが血なまぐさかったり、大人の恋愛模様が複雑だったり。。。)

    ですが、最後はちょっと悲しいながらもハッピーエンドです。

    既に映画化が進んでいるみたいですけど、この小説をそのまま映像で表現するのは難しい気がします。。でも、ちょっと期待したいです♪

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