海からの贈物 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (131ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102046012

感想・レビュー・書評

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  • 奥付を見たら初版は昭和42年となっていました。
    40年以上経つ本なのに語らんとしているところは現在でも十二分に大切で難しいことでした。

    削ぎ落としたシンプルさ、孤独の大切さ、自分の心の持ち様等々、実践したいけれどなかなか出来ない事ばかりでした。

    手元に置いて、迷ったり疲れた時に読むと良い本だと思います。

  • 資料ID:92114754
    請求記号:
    配置場所:文庫本コーナー

  • 何回も読み直し、そのたびに深く納得する。

  • シンプルに生きること。

    生きるということは、蓄えることではなく、そぎ落としていくこと。すこし難解。

  • 世に氾濫する自己啓発本とは一線も二線も画す、
    本物の「大人の女のための本」

  • 人が独立した個人として社会の中でいかに生きていくかということについて、とても実用的な知識を明確でありながらあくまでも詩的な表現で綴った名著。著者は”女は””アメリカ人は”という固有名詞を用いているが、ここに書かれていることはとても普遍的なことであると思う。
    社会とのよりよい付き合いのために、まずは確固たる個人であるべきという提言は非常に納得のいくものだった。
    なにより、明確かつ詩的な文章がとても素敵。

  • わずか120ページほどの薄い本なのですが、その語りかけてくる内容はとても深いです。一度読んで終わりという本ではなく、何度も読み返す度に何か発見がある本だと思います。

  • リンドバーグの奥さん。それだけで遠い昔の人のような気がするが、亡くなったのは2001年と書かれていて、ごく最近であることまず驚く。

    しかも、この本自体は昭和42年(1967年)に出た本であるにも関わらず、ほんの数年前に出た本のような、そんな内容でもある。

    それほど、当時のアメリカ(そして今の日本も)悩んでいることは変わっていない。

  • 吉田健一さんの硬質な文章、リンドバーグ夫人の要所をついた、含蓄のある内容。とっつきにくく、中に入るまでが難しいですが、哲学の入門書としては優しいほうだと思います。

  • ■女にとっては、一人になる必要がある

    書籍「海からの贈り物」
    (アン・モロウ・リンドバーグ著・新潮文庫刊・131頁)から。
    娘が妻に、面白いから読んでみて・・と渡した本らしい。
    妻が読み終えたと言うので、私も拝借して読んでみた。
    女性に関する表現が多く、私のメモは増え続けた。
    特に「女にとっては、自分というものの本質を再び見出すために、
    一人になる必要がある」
    「女が家の中に閉じ込められているということ自体が、
    女が一人でいられる時間を作った」
    「少しでも、自分の内部に注意を向ける時間があることが
    大切なのである」
    など、今や少数派となった「専業主婦」も肯定されている様子。
    仕方なく、家の中に閉じこもったのではなく、
    女性として必要性があるから、家の中に閉じこもった。
    そう考えたら「専業主婦」の必要性も理解できる。
    家事仕事って、ほとんど一人からなぁ。
    もしかしたら、これも先人たちの知恵なのかもしれない。
    男性よりも女性の方が、ひとりになる時間が必要だってこと。
    私も同感・・とメモをしたが、これ読んだ女性陣に、
    また男女差別だなんて言われるのだろうか。(汗)

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