- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102063019
感想・レビュー・書評
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幻想に生き続けたギャッツビー。
1920年代のバブルじみた狂乱と空虚に包まれるアメリカ。
幻想に生きた彼の悲運な運命こそがアメリカンドリームの終着する先に比喩されるのだろうけれど、
アメリカという国が与える可能性は、今もきっと変わっていない、というところにこの作品の意味を感じる。 -
始:ぼくがまだ年若く、いまよりもっと傷つきやすい心を持っていた時分に、父がある忠告を与えてくれたけど、爾来ぼくは、その忠告を、心の中でくりかえし反芻してきた。
終:こうしてぼくたちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、流れにさからう舟のように、力のかぎり漕ぎ進んでゆく。 -
序盤はギャツビーの不思議な存在感に興味を抱き、後半は登場人物の人間関係が入り乱れる様を見ていく感じになったが、正直テーマを理解しきれなかった感じがある。アメリカのことをもっとよく知っておけば、色々と入ってくるのかもしれないと思った。少し学んで、もう一度読んでみたいとは思う。
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文体むずいっす、、
忠実に訳したからなのか、翻訳文章特有の回りくどい表現とかが多くていまいち情景や心情を掴みきれなかった。言葉遣いも古かったのでそれも要因で。
文章を心地よく感じるよりも、内容を頑張って理解する作業の気持ちが先行しちゃった
内容としては、華やかに見える世界の軽薄さがしっかりと伝わる的確な描写が多く、きらびやかな社交界の生活を覗いている気分でした。 -
難しくてよくわかりませんでした。
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98/100点
著者フィッツジェラルドのミネソタで培われた「冬の夢」、狂騒的な生への渇望と、去ってしまった夢、あるいは近すぎて手から溢れてしまったかりそめの夢。
遍くが28歳のフィッツジェラルドの骨髄から出る珠玉の文言で完成させられています。
これを傑作と呼ばずして何が傑作でしょうか。
歴史に残る名著。
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別に誰も好きじゃないけど、嫌悪感を持つほど嫌いな人はいたな
入り乱れてて忙しい! -
言葉の扱いが魅力的だと思った人の愛読書だと知り購入
今まで海外文学はシェイクスピアしか読み切れたことがなく、他の小説は読む度に挫折していたが、時間をかけてでも読み切れた。モチベーションが違ったのだろう。
読む前は翻訳独特な言葉選びを期待していたが、読み始めるとドンドンその世界に魅せられて、言葉選びの面白さに注目できなかった。次に読むときはしっかり注目して読みたい。
読んでいるだけでまるでその場にいるように思えた。季節の空気感、雨の冷たさ、現代よりは優しいけれどやはり暑い夏、それが終わるのに妙に寂しく思える秋の始まり。
そこで生きて、近くに生きる他人のような気持ちで読むことができました。
この本による感情の起伏は激しくなかったけれど、確かに心が揺れる、寂しさを強く感じる本でした。 -
愛に生きた男の悲しい物語。
一人の女性のために成り上がるギャツビーの偉大さを感じるとともに、その純粋さが痛ましくすら感じた。
ギャツビーのような立派な人間はトムやディズィーのように、
俗な人間に淘汰されてしまうのかと侘しさを覚えた。
そしてぼくの野暮な潔癖感から永久に逃れ去ったのである。 -
近所の成金が毎晩パーティーをしてるバブリーな世界観。
その成金が実は一途な人物で、一人の女性のために金と名誉を手に入れる。
村上春樹一押しの作品で世界的な評価が高い作品なのかも知れないが、個人的にはあまり好みじゃなかったかな。
アメリカ東海岸特有の上から目線の高飛車な雰囲気がそもそも肌に合わない感じがした。
自意識過剰なエリートの好みには合うかも知れないが、一般庶民の私が共感するのは少し難しいと感じた。 -
好きな文学の一つ
映画にもなりました。デカプリオかっこいい
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「グレート」ギャッツビーと題されたその意味を考えさせられる。当時のアメリカの文化的背景をちゃんと理解して読めばもっと楽しめたんだろうなと思う…
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一度は読んでみたい!と思って購入。翻訳物はやっぱり読みづらいけど、それでも読み進めちゃうような面白さがあった。華やかさの中にギャツビーの切なさ悲しさを感じて良かった。映画とか宝塚も見てみたい!
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いつか英語が読めるようになったら、本家を読んでみたい。英語で読むと美しい表見がたくさんあるのだと思う。
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アメリカ文学の金字塔として度々その名を目にしてきた作品。詩的過ぎる比喩表現や終始口調の定まらない登場人物たちに苦戦しつつも、狂乱の1920年代を舞台に描き出される生々しい人間模様に圧倒された。享楽的なパーティー三昧の前半戦と対を成す終盤の圧倒的な物悲しさやギャツビーとの交流を通してニックが徐々に自分自身を取り戻す様子も非常に劇的。思惑や欲望が渦巻く現世において、良かれ悪しかれ誰よりも純粋だったギャツビーの刹那的生涯は確かに<偉大>だったのかもしれない。巻末の解説があってこそ本書をより深く理解出来たと思う。
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愛情に身を焦がし破滅した男の生き様に圧倒される。
ディズィを巡る2人の男の一触即発の緊張感がたまらず、ページをめくる手が止まらなかった。 -
言葉は少し難しかった。
デイジィのどこがいいのかわかりません。
ギャッツビー、切ない。
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100ページくらいまではよくわからず苦痛。役者が揃って物語が動き始めてからは引き込まれたが、終盤の人物の動きがピンと来なかった。
30歳で「歳を取りすぎた」というのはつらい -
享楽と退廃のアメリカ。謎の男。
ニックが意外と現金にギャツビーの評価を変えるのが人間臭くていい。 -
読了 20220808
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豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビー。彼の胸にはかつて一途に愛情を捧げ、失った恋人デイズィへの異常な執念が育まれていた……。第一次世界大戦後のNY郊外を舞台に、狂おしいまでにひたむきな情熱に駆られた男の悲劇的な生涯を描き、何度も映画化された20世紀文学最大の問題作。滅びゆくものの美しさと青春の憂愁を華やかに謳いあげる世界文学の最高峰。
原題:The great Gatsby
(1925年)
— 目次 —
グレート・ギャツビー
解説/野崎孝 -
面白いが、春樹が言うほどの煌めきを理解できずにいる
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映画も本も面白い
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20数ページ読んで、状況把握出来なかったので読むことを諦めました。
筋肉隆々の男が登場したことだけは、確かだと思う。
村上春樹著「ノルウェイの森」からdigったから理解したいけど、まだそのタイミングでは無いと思い、本棚の奥の奥の奥にしまって熟成させよう