- Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102098011
感想・レビュー・書評
-
妹が書いた「嵐が丘」とは大分違う印象を受ける作品で面白かった。孤児のジェーンが伯母の家で虐待を受け、家を出た先の寄宿学校は環境が悪く、とにかく散々な目に遭います。後半は家庭教師になり御屋敷に仕える事からジェーンの運命が大きく変わり始め、幸せになって欲しいなと願わずにはいられない上巻でした。下巻はどのような展開が待ち受けているのか楽しみです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第4話(11月6日放送)にチラリと登場。海外で出会った男性のことで心が揺れている真琴は、強い女性像を描いたこの作品に、自分自身を重ねようとしているのかもしれません。
-
少女時代(そんな時期もありました)にずっと好きで読んでいた本。純粋でしたなぁ。
-
元祖ロマンス小説とういイメージで読み始めたら冒頭部分のリアリズムに面食らったが、私は中盤以降のメロドラマ的ラブストーリーよりこっちのほうが好きだった。
愛の言葉やキリスト教の精神が長ったらしくて、感情移入できなかった。。 -
第2回イベントの本です。
―「嵐が丘」の著者のお姉さんが書いた、イギリスの恋愛小説。
主人公ジェーンの少女時代からの人生を描いた作品。
読み手の経験や心情で、読むたびに感じるところが変わるので、何度も読み返したい一作です―
読み手のたどっている人生の変化によって、また新たな感情を呼び起こす本。これは本当に良書ですよね。
今現在の自分が読むと、どんな感情が湧き出るのか。
ご紹介いただいて、読んでみたくなりました。 -
ロチェスター様のツンデレ!
-
女の人におすすめの本❤
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
読了。
-
フェミニズム賞賛かと思ったが、そういうわけではないな。
初版、昭和28年。
孤児として始まり、虐待を受け、名門貴族の家庭教師へ。ある一人の女性の物語。
どこか、昼ドラの様な陳腐さも垣間見得るが、それが、貴族社会の在り方を如実に感じさせる。
随所に散見される、主人公ジェーンの名言があまりにも、沁みる。
少女の台詞なのだが、人生を達観したような、孤児の死生観というかなんと云うか。
人の真理を突いた点が、とても多い。
長編の上下巻なので、結構疲れる。
下巻はドロドロしないことを望む。