- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102122013
感想・レビュー・書評
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バタバタしてて全く集中できなかったので読み直します。
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詩的すぎて,何が言いたいのかわからない。自分が「精読」していないからなのか。
著者が経験者であることからこそ描ける,当時の飛行士の仕事は興味深かった。 -
表題作と、処女作「南方郵便機」の中編が2篇。飛行士が主人公なのでロアルド・ダールの『飛行士たちの話』のような雰囲気だけど、ダールのようにブラック・ユーモアが効いているわけではなくただ淡々と任務を遂行している感じ。個人的には表題作より「南方郵便機」の方が断然好み!ただこちらは酷く難解な作品のようなので恐らく表面的部分しか見えていないと思うのでいつか再読したい。テクジュペリの作品は時々ハッとなる言葉がある。装画は宮崎駿。2012/416
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私の理解力のなさが原因か半分も状況が理解できていませんが、いかに手紙を届けることが難しいかをまざまざと感じさせる話であったかはわかりました。ただ、正直読みにくく感じました。
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夜間飛行は男のロマンと郵便飛行にかけるプライド(というか意地?)を垣間見た。「規則というものは宗教でいうなら儀式のようなもので、ばかげたことのようだが人間を鍛えてくれる」南方郵便機は理解できなかったところが多すぎて要再読。ただ、星の王子さまの原型を所々に感じた。「僕らを救ってくれるのは一歩前に進み出すことだ。」
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テグジュペリの傑作。表現の難しさはあるものの、タッチは繊細で、とても心もとない。
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まだ夜間の飛行機という輸送手段が安全面から疑問視されていた時代。
探り探りの状態の中にありながら輸送業務を推し進めるリヴィエール。
危険や運命を受け入れ、夜の空を飛ぶ飛行士達。
事業としての夜間飛行を打ち立てるのだという、それぞれの覚悟が行間に滲んでいるように思った。
飛行機が地上を俯瞰している描写がとても好き。日が暮れていく様や、地上が近付いてくる様子は、自分も空を飛んでいるかのような気持ちになる。
南方郵便機は、私には正直読みにくかった。時期がこれば読めるようになるかな。
2015.1 -
上下もわからない暴風雨の中、行ってはいけないと頭の片隅では理解しながらも星に向かって上昇するファビアン。そこにあったのはすべてが光を放つ異様な静けさの世界。ドキドキしました!夜間飛行の他、処女作の南方郵便機も収録されています。翻訳のせいか、もともとの文体のせいかは分かりませんが、とてもわかりにくかったです。
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「女というものはいつでも眠りと色ごとから出て来る時には、額に前髪を貼り着かせて、海の中から引き上げられでもしたように、だらしのない顔をしているものだ。」(p.214)なかなか書けないよな、こういう文章。
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郵便会社の支配人であるリヴァイエールによくよく感動した。あれほどの覚悟と自分なりの規律の下に動いている人間は、魅力的に映る。