- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102134108
感想・レビュー・書評
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2013.3.13 再読
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“「何しに行くのでしょう?」
「私にはさっぱりわかりません」警部は肩をすくめて、いった。「ここだけの話ですが、ホームズさんはご病気がなおりきっていらっしゃらないようですね。なさることが実に妙で、ひどく興奮していらっしゃいます」
「ご心配なさることはありませんよ。言行は狂気めいていても、あの男はちゃんと条理<すじみち>が立っているのが常です」私は弁解しておいた。
「あれが条理なら、狂人の条理というものでしょう」警部もつぶやくようにいった。”[P.104_ライゲートの大地主]
「技師の親指」
「緑柱石の宝冠」
「ライゲートの大地主」
「ノーヴッドの建築士」
「三人の学生」
「スリー・クォーターの失踪」
「ショスコム荘」
「隠居絵具屋」
“ソームズ君はホームズの流れるような説明にいささか圧倒されたらしい。「ほかのことは一応わかりますけれど、鉛筆の長さの点だけはどうも……」
ホームズは鉛筆の削り屑にNNと銀文字があって、そのあとにやや長く文字のないのを一つもちだした。
「おわかりでしょう、ほら?」
「さあ、そうおっしゃってもまだ……」
「ワトスン君、いままで君を不当に誤解していたよ。わかりの悪いのは君ばかりじゃなかった。」”[P.187_三人の学生] -
再読。新潮版だけの短編集。
「技師の親指」
「緑柱石の宝冠」
「ライゲートの大地主」
「ノーウッドの建築士」
「三人の学生」
「スリー・クォーターの失踪」
「ショスコム荘」
「隠居絵具屋」 -
4102134107 246p 1991・2・10 67刷
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『技師の親指』
『緑柱石の宝冠』
『ライゲートの大地主』
『ノーウッドの建築士』
『三人の学生』
『スリー・クォーターの失踪』
『ショスコム荘』
『隠居絵具屋』 -
080430(s 080509)
100506(m 100728) -
技師の親指・緑柱石の宝冠・ライゲートの大地主・ノーウッドの建築士・三人の学生・スリー・クォーターの失踪・ショスコム荘・隠居絵具屋
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ホームズ・シリーズの完結編。
「技師の親指」
「緑柱石の宝冠」
「ライゲートの大地主」
「ノーウッドの建築士」
「三人の学生」
「スリー・クォーターの失踪」
「ショスコム荘」
「隠居絵具屋」
8編収録。
頁の都合で割愛されていた短編を纏めたもの。
始めの二編が(冒険)、次の一編が(思い出)、次の三編が(帰還)、あとの二編が(事件簿)から。