15のわけあり小説 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102161326

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  • 20年以上にわたる私のジェフリー・アーチャー氏作のコレクション。


    宝石商から18カラットのダイヤの指輪をまんまとせしめる「きみに首ったけ」。大胆な保険金詐欺を企む「ハイ・ヒール」。信号待ちをしている間に恋に落ちる「カーストを捨てて」など15の短編を収録。
    思わず、「やられた!」と叫びたくなる、驚きのエンディング。くすっと笑い、鮮やかに騙され、ホロリと涙する---。そう、面白いのには''わけ''がある。
    巨匠がこだわりぬいた極上の短編集。


    15編のうち10編は実際にあった出来事に基づいて、残りの5編は著者の創作ということらしいです。
    著者のジェフリー・アーチャー氏の作品は大好きですが、どちらかといえば短編よりも長編の方があらゆるところに伏線が張り巡らされ、読みごたえがあって面白いと感じてます。
    この本の中では「外交手腕のない外交官」に笑いを誘われました。
    (でも…やっぱり長編が読みたいのです)

  • なんとなく星新一を彷彿とさせる。

  • 時間があれば。

  • 【Entertainment】15のわけあり小説/ ジェフリー アーチャー/20170409/(33/629) <395/74309>
    ◆きっかけ
    ?
    ◆感想
    *イギリスのベテラン・ベストセラー作家アーチャーが世界を6年間旅する間に集めた奇妙で訳ありの実話10編に自身の創作5編を加えた面白作品集。15の短篇のうち、10は事実に基づいた作品だそうだ。
    ・『きみに首ったけ※』悪女に騙されて宝石泥棒をさせられた男の物語で見事な完全犯罪のトリックとその手口のヒントの出し方がお見事!『女王陛下からの祝電※』百歳の誕生日に女王陛下から祝電が贈られた夫が、3年後百歳を迎えた妻に祝電が届かない謎を調べると・・・・。ほのぼのとした時効化した嘘。
    ◆引用
    ・なし

  • 巧いなぁとうならされた。最後2~3話は私には難しかったけど。リシャール・コラスより私はこっちかな。

  • 欧米人のショートコントやギャグなど全く理解できない。
    この短編集は別にコントでもギャグでもないけれど、最後に「なーんちゃって。」みたいな落ちをつけたがっているみたいだ。しかしまったくおもしろくない。
    ほんのちょっとワクワクして読めたのは「メンバーズオンリー」(名門ゴルフクラブの終身会員になりたかった男の話)ぐらいかな。

  • ジェフリー・アーチャーは『十四の嘘と真実』以来、2冊目です。
    といっても、彼のテイストにそう変化があるわけではなく、
    あいかわらず予期せぬ事件で人生がかき乱されてしまう人々が描かれています。
    シンプルな、物語らしい物語の短編群。
    お気に入りは

    『ハイ・ヒール』
    『遺書と意志があるところに』
    『迂闊な取引』
    『カーストを捨てて』

    この4編のうち、『迂闊な取引』以外は、真実をベースにしています。
    とくに『遺書と意志があるところに』の主人公の緻密・周到な計画には
    恐ろしさと同時に、讃嘆したい気持ちになりました。

    小気味良さを味わえる、ひまな時のための一冊。

  • オチがついてる短編集。「女王陛下からの祝電」がいちばん好き。

  • 読みながら、イメージが広がる映画のような小説。
    英国の「面白い」のセンスが学べる。

  • ジェフリーアーチャーによる15の短編を集めた短編集。
    久しぶりに面白い本を読んだ、という感じがする。ジェフリーアーチャーは天性のストーリーテラーだと思う。

    15話のどれもこれも洒落ていて、気のきいたオチがある。
    僕が好きだったのは、「女王陛下からの祝電」「遺書と意志があるところに」「メンバーズ・オンリー」等。短編なので、話の筋を書くわけにはいかないけれども、どれも本当に面白く、お勧め。

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著者プロフィール

ジェフリー・アーチャー(Jeffrey Howard Archer)
1940年生まれのイギリスの政治家、小説家。一代貴族の貴族院議員。オックスフォード大学卒業後に政治家に。大ロンドン議会議員、庶民院議員(3期)、保守党副幹事長などを歴任したが、 1973年に投資で失敗して財産を全て失ったことを契機に、1974年10月の総選挙時に政界から退いた。
1976年に発表した『百万ドルをとり返せ!』が大ヒットして借金を完済、1985年に政界復帰し党副幹事長を務め貴族院議員に列されたが、偽証罪によって2001年に実刑を受け服役。2003年以降、作家活動を再開した。
代表作に『プリズン・ストーリーズ』、『クリフトン年代記』シリーズなど。

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