- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102169322
感想・レビュー・書評
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おもしろかった。
上巻の感想でも書きましたが、
とにかく、読むことを強いられるように、
先を読み進めさせられました。
ちょっと、都合よく物語が進みすぎているところもありましたが、最後はスッキリした感じでよかったです。
続編もあるみたいですが、どうしようか
迷うところです。 -
上巻はなかなか話が進まず犯人像も見えずといった状態だったが、下巻から一気にヒートアップ。真犯人も犯行理由も粗っぽいが、追われるものの緊迫感がいい感じにちりばめられていて一気に読めた。
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背表紙は読まないことをおすすめ。
内容の7割ぐらい要約されてる。 -
話の本筋にいくまでが長いこと長いこと。ソ連の暗鬱とした雰囲気や、そこに生きる人々の息苦しい生活を批判的な目でリアルに書き出しているのはすごいと思ったけれど、本筋の子供の連続殺人事件にはなかなか触れないし、ただの脱出劇みたいなところも多くあるしで、一体なんなのか?と思うところが多々あった。
話は進まないけれど、訳者さんがすごいのか、さくさく読めたのは事実。 -
アンドレイの動機付けをほぼ終盤のレオとの対峙の時に「話す」と言う下りをもう少し「殺人犯」の妄執として作中に散りばめられていたらなぁ、と思わないでもない。実在の連続殺人犯チカチーロをモデルにしてる事は読む前から解っていたが、アンドレイの殺戮に対する動機を「心の壊れた人」のした事に頼っている印象もあった。レオとライーサが仮面夫婦から同志になり、そこから互いに改めて恋をするその二人の関係性の変遷の方がとても読み応えがあった。
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下巻に入り、途中で中だるんだ。
どうもこの作家さんは短く物語を纏められないひとらしい。
それでも、まあ楽しめたと思う。
列車から脱出を図るシーンなど、ちょっとドキドキもして読める。
映画になっても面白いシーンになるかもしれない。
最後、夫婦関係の再生と償いのための行動に出るところが、いかにも続編を見越してという感じがしないでもないが良い終わり方だった。
これ位無いと、子供は沢山死んでいるし、犯人はだし、いいところが無くなってしまう。
ただひとつ気になるのはアンドレイの娘ナージャのその後だ。
続編を読むかどうかは少し考える。 -
おもしろかった。最後ちょっとだけしゃーっと流れた気がするので★×4.5。
点と点がつながるストーリ展開はお見事。 -
読みやすく、はらはらととても楽しんだ。主人公と犯人の関係は、もっとわかりやすいメッセージが残されていたならともかく、偶然がすぎるかなと思うし、あそこまでした主人公があっさり許されるのもどうだろうとか、思うところはある。ただそれを打ち消す迫力とか、勢いのある舞台設定だった。国家の妨害がなければすぐに解決した事件だし、ミステリーというよりはサスペンスの良さがある気がする。