- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102178317
感想・レビュー・書評
-
ミステリーとSFの掛け合わせ。1時間進んで2時間戻る。最初は取っつきにくかったが、いつのまにか引き込まれた。
1時間じゃそんなに出来ないだろうと思う。その辺はテレビドラマの24並み。
少しずつ事件の詳細が見えてきたが、どう解決するのか楽しみ。予想を超えた展開を下巻に期待。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第12章から始まるユニークなタイムトラベル・ミステリ。1時間ごとに過去にさかのぼりながら、最愛の妻を殺した犯人をさがすニック。不思議な能力を与えられたニックは、過去をさかのぼるたびに新たな手がかりを見つけるが、1時間経過すると自動的に2時間前に飛ばされてしまう。
まさに「一歩進んで二歩下がる」進み方で、もどかしくも趣向を凝らしたストーリー展開で、真犯人のすぐそばまでたどりついたところで上巻は終了。 -
13時間前の未来? 前なのに未来?? というタイトルかつ
オビの煽り「タイムリミット・ミステリ」につられました。
最愛の奥さんを突然殺害された主人公のニック。
更にそのニック自身が妻殺しの最重要容疑者として
捕まってしまう。もう、前に進めないほどの最悪の
状況の中で、忽然と現れた初老の男。
「君には12時間の時間がある...」と告げ、懐中時計を
ニックに託す...。そこから不思議な彼の時間を遡った
妻を救うための時間旅行が始まっていく。
このタイムスリップは1時間ごとにしか遡ることが
出来ないという制限付き。そんな中、妻を救うために
奔走するニックだが、未来に起こる過酷な運命を避けられない
かのように、時間を遡ってあらゆる行動を取るのだが...。
テンポもよく、過去と済んだ時間の中を縫っていくニックの
行動と心理はよく伝わってきます。ここまではまだ、彼の
行動と結果が上手くはいっていませんが...下巻での
さらなるサプライズの展開を期待。
因みに今年に映画化されるようなんですが...もう
公開ってされてるんでしょうか? -
感想は下巻で。
-
最終章から一章にさかのぼるという発想が光る。タイムトラベルを扱ったサスペンスとしては中々の面白い
-
何となく手にとって、7ページの“著者メモ”を呼んだ時点で
興味をそそられて衝動買いしてしまいました。
上巻なので、感想は下巻に。 -
上巻なので、感想は下巻後に(*・ω・)ノ
-
62点。妻殺しの容疑をかけられた主人公・ニックが、取調室に弁護士のふりをして入ってきた謎の初老の男から託された懐中時計を手にして時間旅行するSFミステリ。トータルで12時間しか戻れず、かつ戻り方は、一時間たつと二時間前に戻るという、一歩進んで二歩下がるスタイルでしか逆行できないというルールがある。つまり12時間で犯人を捜し出し解決しなければならない。本書の章立ては時間を遡っていく時系列に沿う形で12章から逆順になっている。時間的には前だが、それは「過去の未来」というべきものだが。上巻では5章まで進む。少しずつ事件時の状況や背景が明らかになっていくが、時間を遡るたびに死者の数が増え、死ななくていい人まで死んでしまったりと状況がどんどん悪くなっていくのが面白い。時間を遡るたびに存在するパラレルワールドであるならば、最後の一時間で万事解決することになればいいのだろうか。そこらへんをどのようにまとめるのか下巻がたのしみだ。
-
徐々に面白さが増していく感じ