- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102193013
感想・レビュー・書評
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絶版なのをやっと入手
20年以上前、中学の頃に読んだはじめてのスティーブンキング。
その後、しばらくキングを読み続けたが、この本はベスト3に入る。
キングは心情の表現が上手いと思うが、この本や「ペット・セマタリー」のように、親が子を思う気持ちについて書かせると、特に胸が締め付けられそうなときがある。
子供ができて、それがさらに強くなった。
作品中、父は娘に火をつけないように「しつけ」るが、娘はその「しつけ」との間で葛藤する場面がある。
中学の時はそれほどとは思わなかったが、親になった今読み返すと大変興味深く、自分が子供に対してどのようにしつけているのかを思い返すきっかけとなった。
当然、下巻の内容も覚えている。
ただ、親になった自分がどのような感情で下巻を読むのか、興味がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホラーというより家族の悲劇。
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貧乏学生が小遣い稼ぎのため、新薬の臨床試験に参加。
薬の効果によって超能力者となってしまったカップルの間に
誕生した娘も、また……というサスペンス。
実験の糸を引いていた組織に妻を殺された男は、
パイロキネシスを備えた娘を連れて逃亡する。
臨床試験の描写がリアルで、もしかして、
こんなこと本当にあるのかも、と思わされる。 -
父が昔映画を見ていました。
たしか「炎の少女チャーリー」だったとおもいます。
内容はまったく覚えていないのに、題だけ記憶に残っていました。
最近宮部みゆきさんの発火能力者を描いた作品を読んで、これも読んでみたくなりました。 -
魅せる魅せる。チャーリーもかわいいし、一難去ってまた一難のバランスもいい。自己犠牲と最後のメシウマエンドも気に入ってた。(tsukihi1990)
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実験に参加したことへの後悔と悲しみが痛いほど伝わってくる。
どうしようもないが逃げるしかないという状況がまた悲しい。 -
久々にスティーヴンキング読んでみた
化合物の実験から生じた悲劇ともいうのかな?
幼い女の子の目の前に立ちはだかる
あまりにも悲しい事実
いうものように空き時間に一気に読み飛ばした
内容が濃くて、何回も読み返す部分があったりするけど
時間を忘れるくらいドキドキ展開
下巻への期待が高まります -
言わずと知れたホラーの巨匠スティーブン・キングの初期の作品。
キング作品で映画化されたのには【グリーンマイル】【キャリー】【ミザリー】【スタンドバイミー】【シャイニング】・・きりがないけど。
この「ファイヤースターター」は【炎の少女チャーリー】なんて安っぽい題名で【E.T.】の子役だったドリュー・バリモアが主役やってます。
映画化は大失敗だったけど。
原作は最高です!
人体実験を受けた両親から生まれたチャーリーは炎を操ることができる子供で。それを知った政府から追われて逃げる・てな
キングが確か言ってたと思うんだけど「ストーリーは簡単にできるんだけどそれをどう文章にするのかが難しい」って。
ストーリーは簡単にできるんですって;。
それもそのはず。あんまりにも多作すぎてリチャード・バックマンという別ペンネームで別本を刊行してました。(今はキング名になってると思うけど) -
言わずと知れた名作。なるほど、これは読み始めたら引き込まれるわ~。序盤からもうスリリングな展開なので、もう目が離せなくなる印象。
こういう物語のテーマというのは、やはり「超能力者の苦悩」なんだろうなあ。とにかく痛々しいし、「あたしのせいなんかじゃない」というチャーリーの叫びはなんとも哀しい。とはいえ逆に、彼女が「力」を使うことを楽しんでしまう状況には恐怖を感じてしまう。なのでこの物語はいったいどう終わるんだろう、どう終われば救いがあるんだろう(あるいはないのか)……とどきどきしながら後半は一気に読んでしまった。で、このラストには非常に納得。やはり巧いなあ。 -
初めて読んだキングの小説。『炎の少女チャーリー』は微妙だった。
『バオー来訪者』の元ネタ、だよな多分