- Amazon.co.jp ・本 (489ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102273029
感想・レビュー・書評
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読み終えて、まるでガープとともに一生を全うしたかのような爽快感が残る。
圧倒的な想像力、表現力。
映画も面白いと思ったが、小説の方が数段上だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう衝撃です、アーヴィング、衝撃です。文句なしの☆☆☆☆☆。止まらない。眠れない。展開の凄まじさ。
死と愛とセックスと暴力。
読み終えたとき、誰もが登場人物に深い愛情を抱くのではないかと思います。
私にとって、ガープの世界は特別な小説となりました。 -
2007/4/12
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オトナになって読み返して「やはり傑作」と思った数少ない1冊です。ジョン・アーヴィングはホテル・ニューハンプシャーもサイダーハウス・ルールも好きだけど、ヒューマンドラマしすぎないへんてこ具合が私を惹き付けて止みません。
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うわぁ、これ相当いいなあ。物語として相当面白い。けど、僕は作家論や小説論として、芸術家小説としての部分に引っかかったかなあ。最初にして最高の処女小説から、自分の人生と並行して、迷走して、それでもその瞬間に書きたいものを書きながら、自分の物語と折り合いがつかなくなっていくのがすごく「ほんもの」だ、と思った・・・このへんについてジョン・ウルフが話したシーンがあったんだけど、今「耳折」してある全ての部分を読み返したのに・・・なかった。小説家になりたい人に読んで欲しいと思った。あと、好きな場面は数え切れないほどある。最後らへんでは、笛をくわえてなかったらキスができたのに、ってヘレンが悔やむところとか。ヘレンのチャーミングがすごくいい感じで出てる。あと娘ジェニーが、偽名で客注しまくるってのはめちゃくちゃ好きだな。「T・S・ガープは、少なくとも娘が生きているあいだは、絶版になることはあるまい」。ここ大好き。あんまりよく覚えていないお父さんへのささやかな愛となんとなくの尊敬がすごくいい感じで出てる。キリがないのでこのへんで。
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05.11
アーヴィングはもっと読まねばなりますまい。 -
「ガープは実在する!」というスローガンが大流行する社会現象ともなった大傑作!人間の誕生から死までを、全てシニカルにコミカルに描き、人生の皮肉を正に実在する人物かのように描くアーヴィングの筆力は半端じゃない!
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この作品も映画も、なんとなく面白いけどわからない感じがずっと残っていた。最近(つづく)
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(9/30)
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エレン・ジェイムズ党のヒステリックなバカバカしさが一番印象に残っています。エレンの「最高の強姦小説だわ」というセリフとか。