ナショナル・ストーリー・プロジェクト Ⅰ (新潮文庫)

著者 :
制作 : ポールオースター 
  • 新潮社
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本棚登録 : 900
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102451113

感想・レビュー・書評

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  • これ最近、新潮文庫にも入ったんだけど、ポール・オースターがラジオで呼びかけて視聴者が自分の記憶に残る大切な話を書いて送ってくれた4,00以上の中から170くらいの話を選んでラジオで放送したものを活字に起こしたもの。9.11のテロの2日後に出版された、テロと戦う国家アメリカとは全く別のアメリカに触れられる、ちょっといい話・アメリカ版。

    戦争の話、恋愛、喜劇、不思議な縁、死別、いろいろ。心温まる一冊。

  • ポール・オースターがラジオで一般人から募った実話集。
    中には戦争や貧困に関するものもあり、今昔アメリカのリアルが見られる。

    (素晴らしい本や映画よりも)
    どんな人生にも最高なユーモアや感動や真理が散りばめられているという、
    オースターの考えがあるのだと思った(そして同意する)

    自分の生活からも、どんどんネタを拾っていこう。
    またあまり知らない隣人にもストーリーがあることを知っておこう。

  • 偶然と必然のあいだに、
    どれほどの差があるのかわからなくなるような、
    実話の数々。
    人には一人一人、その人が生きる物語があることを、
    あらためて感じた一冊。

  •  Paul AusterがNPRを通じて全米から集めた実話が179話収録されており、1話ずつに人生があり、アメリカがあった。誰が読んでも、共感できる実話が1つはあると思う、お薦めの本。
     個人的には、ラスカル、罪を洗うこと、思い出す営み、ケーキ、の話が好き。

  • 世界って、思ったよりずうっと狭いんだなあ…と感じた。アメリカの文化の知識があれば、より楽しんで読めそう。

  • 作家のポールオースターがラジオで公募したアメリカ版、ちょっといい話し特集。

  • vol.1とvol.2があります。表紙はvol.1の方。
    ちょっとええはなしやちょっとおもろしろいはなしやちょっとほろっとくるはなしをしたがる人々について考える。だれだってひとつやふたつそういうはなしを持っているものだろう、とわたしは考えるほう。

  • 世界には、物語があふれている。これも卒論で使った。

  • ラジオ番組に投稿された実話180話。
    全米からというだけあって物語の色が様々で惹きこまれます。
    同時に、これだけの人にちょっとずつ、不思議な偶然が降ってきたんだなぁと考えるとドキドキしました。
    1センテンスずつゆっくり読み返したいです。

  • かなーりー長い間読んでました。春ゴロに読み始めた気がするもの。ちょっとしたちょっと不思議だったり、こころがぽっとしたり、きゅっとなったりする実話が納められている。旅行中なんかに読むとぴったりな気がする。なんとなく。見えない力がはたらいていることを信じたくなる本。

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著者プロフィール

1954年生まれ。東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、スチュアート・ダイベックなどアメリカ現代作家を中心に翻訳多数。著書に『アメリカン・ナルシス』、訳書にジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』、エリック・マコーマック『雲』など。講談社エッセイ賞、サントリー学芸賞、日本翻訳文化賞、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』日本語版責任編集、英語版編集。

「2023年 『ブルーノの問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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