最愛

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 467
感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103035510

感想・レビュー・書評

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  • あの結末はちょっと。。。

    真保氏ならではのたたみ掛けるような展開も

    なかったし。

  • 確かに怪しいとは思っていましたが、最終的に「えー…」って言ってしまいました。
    いや、怪しいとは思っていたんですけれども…!
    ドラマ色が強い感じはしましたね。
    幼い頃に両親が死に、其々別々に親族に引き取られた姉と弟。
    最後に逢って以来、長い間連絡を取ることは無かった。
    小児科を担当している主人公はある日警察から連絡があり、姉が今現在手術中であると言う言葉が聞かされる。
    病院に駆けつけると、姉は数日前に結婚していたらしいという報告があった。
    然し、その夫である筈の男は一向に姿を現さない――。
    警察によると、その夫は既に結婚暦があり、元妻を殺害していた過去があるという。
    姉はとある事務所に乗り込んで、発砲事件に巻き込まれ重症となったらしいが、何故其処に居たのか、と
    主人公が地道にその足取りを調べていくお話。
    事件に巻き込まれ重症の姉は、結局最後の最後まで目を覚まさず、このまま何時か死んで行くのだろうという結末を予想させました。

  • そうか。これは恋愛小説だったんだ・・・

  • 両親を幼いころに亡くした姉弟の話。姉の事件をきっかけに再会。姉は銃弾を受け 意識はもどらず これまで離れていた姉の世界を弟が友人をたどりながら 描写。大好きな姉のままだったことに感動。それほど おもしろくなかった。

  • 後味悪い。
    何で苦情言いに言っただけで撃たれたんだ。

  • 犯人は?と思って、ついつい先を読み急いでしまうけれど、
    何が何でも姉を崇拝する主人公についていけないまま読了。
    ちょっと期待しすぎたかな?

  • 図書館にて。
    暗い、あまりにも暗い…。それで救いようがない。犯人が知りたくて頑張って読んだが、なかなか辛かった。いつも大切なことに気づくのは遅すぎる時なんだな。

  • 18年ぶりに再会した姉は、事件に巻き込まれ脳死に限りなく近い状態だった。しかも、事件の前日に婚姻届を提出し、その結婚相手はかつて人を殺めた男だった。弟はなぜ、姉がそのような状態にあるのか事実を理解しようと奔走する。
    個人的には、帯に書いてある「恋愛小説」としても殺人事件、脳死を取り扱った小説としてもいまひとつに思えた。

  • 何十年も会っていなかった姉が事件に巻き込まれたという。会っていなかった理由も相当複雑だが、姉弟なんだもの会っていない時間が長くてもなんとかしてやりたい、本当のことが知りたいと思うのは当然。
    この姉さん、めっちゃかっこいい! それが自分にとって正しいことなら相手が誰であれ立ち向かっていける。素晴らしいけれど、もう少し考えないと危ない目にあってしまうね。

  • なんか気持ち悪い話だった。

    俗に言う近親相姦って遺伝学的によくならしいので肯定はしないけど、全面的に否定もしない、というのが私のスタンス。別に自分にそういう願望があるわけじゃないけど。
    この話が気持ち悪いのはそこじゃなくて、なんかこの主人公がことあるごとに「姉は素晴らしい。」って思っているところがちょっと。。。という感じ。
    その姉は確かに一面では正義感にあふれた人かもしれないけど、職場にいたらあまり仲良くしたいと思わないタイプだし(どっちかっていうと係わりたくないタイプ)、私は主人公にはほとんど共感できなかった。もちろん姉にも共感できない。

    主人公が姉と寝た、というのを最後のとっておきにしたかったのかもしれないけど、私は何か違うんじゃないの?と思った。そこはプラトニック?でいて欲しかったような気がする。

    文章は流石にうまくて私は読みやすかったよ。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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