村上海賊の娘 下

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (499ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103068839

感想・レビュー・書評

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  • 戦いのシーンがまるで漫画みたい。映像化したら、見応えあるだろうけど、史実とは違う気がする。
    女が本当にここまで戦ったのか?そして、これほど一朝一夕に考えを変えたり、能力が開花するのか?
    史実ベースではあるが、ちょっとオーバーに描きすぎだと思った。

  • 上巻は、どうなるん?という感じで、景が主役の本領を発揮していませんでしたが、下巻でいよいよ木津川口に向かうことを決めると、児玉就英ら毛利方も一気に戦へと向かいます。村上海賊の禁じ手となるとある兵法を握るのは誰あろう景。そして、真鍋七五三日兵衛(しめのひょうえ)と相見えることとなる!信仰を捨てない、農民の留吉の思いを遂げるため、自分のためではなく民のために駆け抜ける景がいきいきと躍動感を持って描かれ、自分が関船のそばで見ているような気持ちにさせられました。そして、これを読んで村上海賊ミュージアムに行ってきました!この決戦が蘇ってくるようで、良かったです。

  • 再読が終了しましたが、初めて読んだときと比べて、最初の方にあった景さんの戦の現実を見た挫折がかなり刺さりました。読んだ当初は子どもで、今は大人ということを考えると、色々見方が変わったのかもしれませんね。

    上下合わせていえることですが、景姫はあくまて「当時の人」からしたら醜女なだけで、特徴を見るに今の人からすればかなり美しいです。

  • 上下3.9

  • とにかく戦いの描写がリアルすぎて、ドキドキしてくる。緊迫感がすごい。実際にその場にいたんですか!?って位の描写力。
    海賊たちがどんどん自分の意志に従うようになっていくのが、読んでいてスッキリする。豪胆さが胸にすいた。それぞれの登場人物にそれぞれの考え方があって、そこも面白かった。
    景と七五三兵衛が不死身過ぎて面白かった笑
    終わり方もサッパリしていて良かった。

  • 上巻では主人公らしくなかった、景が主人公している。

  • 戦いの描写が長い。敵の大将の最期はゾンビ的な感じになって、現実離れ感があった。また、時代は時代だと思うが、子供の前でバッサバッサ人を殺して、父子の関係に感情移入出来なかった(なので、あまり感動要素もない)。歴史物として読むなら、司馬遼太郎みたいに淡々と進む方が好き。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00494158

    織田方の猛攻を雑賀衆の火縄が止め、門徒の勢いを京より急襲した信長が粉砕する。毛利・村上の水軍もついに難波海へ。村上海賊は毛利も知らぬ禁じ手と秘術を携えていた……。(出版社HPより)

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/170260

  • ずっと海。ひたすら船。なんなんこの人ら敵なんか味方なんか全く忙しいねん!!(笑)
    え、姫ていう漢字にまつわるラブロマンス何処?!!

    私も無事、読み終わると泉州の阿保ぶりがいたく染み付いた気がする。
    今なら多少無茶して血出てもかまへん気がする。
    船酔いなんてしない気がする。
    ついでに今なら船戦の戦闘シーンが書ける気がする。

    いやー久しぶりにじっくり味わった面白い本でした。タイトル回収は、最後の最後までとっておきってことで。

    確かに生き生きしてるわぁ。ほんとにこの時代の戦ってこんな感じやったかなー、と思う。
    泉州限定でしょうけど。面白さ追求してどないすねん。わかるけど!!

    海戦でのルール、海賊とはどういうものか、ひっじょーーー!にわかりやすく楽しくためになりました。
    いいなぁこういう小説いいなぁ。

    美味いもの食った!って感じでした!
    物書きの端くれとしては、ためになった!!

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