さらば雑司ヶ谷

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 600
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103169314

感想・レビュー・書評

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  • 圧倒的な筆力。暴力的なシーンや女性なら思わず目を背けてしまうような描写も数多く含まれるものの、読み始めるととまらない。一見内容とは関係のないような描写がリズムよく読み進めさせてくれる。読み終わった直後の感じは読み終わった人と共有したくなる。

  • 濃そうに見えて薄い。

  • ハードボイルド。
    読んでるうちは確かに面白かったんでろうが・・・
    読んで数日たつと覚えてない。
    乱読・濫読する私が悪い?

  • さらば雑司ヶ谷がクソおもしろかった。クズしか出てこないカッコいい小説だった。読んでる間は倫理観とか色々ものの見方が麻痺したよ

  • やたら人が死にますが、なんかゲームの中というか、CSテレビでやってるアメリカのドラマみたいというか、違う世界の話みたい。そんな感覚になれば、この本は面白いと思います。なぜか結構スカッとするんだよね。

  • 樋口毅宏「さらば雑司ヶ谷」

    新進気鋭のハードボイルドといううたい文句だったので、楽しみに読んだんですが、う~~んどうなんでしょうか。。。。。

    ハードボイルドに至るための動機づけがいまいち弱いために、ただ撃ちあったり殺しあったりしてるだけという印象。また、なぜ雑司ヶ谷なのかがわからない。
    ストーリー展開も、あまりにも主人公に都合がよくて白けます。

    こういうハードボイルドが好きな人もいるかもしれないけど、わたしはちょっとね。

  • 2009年ベスト。
    映画に例えるとタランティーノの作品に近い。
    自分の好きなものを詰め込みましたという感じ。

  • 面白いといえば面白い、馬鹿らしいといえば馬鹿らしい。

  • 雑司ヶ谷を舞台にした事件解決モノ。一応サスペンスに分類したけど・・微妙。でも、話の転げ具合、人物描写と絶妙。タモリを使った音楽論は、読み応えがあった。面白かった。

  • 作者は出版社勤務を経てこの作品がデビュー作とのこと。「不夜城」他をリスペクトして書かれている。このジャンルの小説にどうこう言うべきではないのだろう。裏社会を通り越して、ドロドロの暗黒のような世界。暴力と欲望のおぞましい世界であった。こういう小説は起こっている暴力や事柄の描写はハンパないけれど、その当事者の内面に半透明の幕が掛かったようなもどかしさを感じる。非日常すぎて思いが及ばないだけなのか?なんで借りてしまったんだ。誰だったか本の帯の言葉を読んだせいだけど失敗した。ゲリラ豪雨がモチーフになっているのを読んでみたかったのだが物語の凄惨さに圧倒されどうでもよくなった。評価する点は、おぞましいながら最後までストーリーを追おうと読み切れたこと。雑司ヶ谷や池袋の土地の設定がきちんとしていること。こんなことを書いたら叱られるがこの本を読んでわざわざいやーな気持ちになる必要はなかったなと思った。これも経験。

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著者プロフィール

東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ。出版社に勤務したのち、2009年『さらば雑司ヶ谷』で小説家デビュー。11年『民宿雪国』が山本周五郎賞と山田風太郎賞の候補作となり話題に。著書に『日本のセックス』『テロルのすべて』『二十五の瞳』『タモリ論』『ドルフィン・ソングを救え!』などがある。

「2023年 『無法の世界 Dear Mom, Fuck You』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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