みんなの秘密

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著者 : 畑野智美
  • 新潮社 (2015年8月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103394815

みんなの秘密の感想・レビュー・書評

  • 中学時代の狭い世界の中の秘密は小さな芽のようなものだとしても人間性ってあんまり変わらない気がします。
    なんか子供だから仕方ないと思いつつ自己中心的すぎ。
    かわいい子1人もいなくて先生も最低だし先々心配になりました。

  • ほのぼのとした装丁にだまされてはいけない、といったら失礼かもしれませんが、「普通の」中学生女子の生態がかなりえぐくも描かれています。
    といっても、ひどいいじめだとかドロドロな展開があるわけでは、ありません。ただ、それぞれがちょっとした「公にはあえてする必要もない、秘密」を持っているというだけです。悪気もなく、そもそも罪の意識も持つ必要もない、という考え方には、どこか何に対しても第三者の視点でいるような責任感の希薄さを感じます。それこそが十代、というわけではありませんが、どこか生々しくも感じられるのも確かです。けれどそれって、見たくは、知りたくは、そして読みたくはないものでもあったりするわけです。
    そういう意味で、ちょっとやなもの見ちゃったな、という感覚にさせられてしまう、体温のある厭らしさを感じてしまったお話だったのでした。面白い、面白くない、ではなく…、それこそ、知り合いがこっそり恋人と抱き合っているのを見てしまったような具合の悪さがささくれのように残る、お話でした。うーん表現が難しい…、です。

  • なんか、自分が悪いことをしているような気がして、読んでて背中がゾクゾクした。

  • 想像を絶する面倒くささ。
    中学時代ってこんな感じだったかしら?
    読みやすい本でした。

  • 退屈な毎日に積み重なっていく秘密。

    中学生、やる気のない美術部に所属して、退屈を持て余す美羽。

    友達の紗弥ちゃんは可愛くて育った環境が似ていて意地っ張りで
    奈々ちゃんは陸上部を頑張っていて男女の交友関係が広い。

    クラスで目立つ存在の愛菜たちと話すようになってから
    万引きをするスリルを知り、
    リーダー的存在の浜崎君とチャリパクを経験して
    いろんな人の秘密を知って、自分自身の秘密も増えていく日々。

    いじめられっ子の村瀬君。高井君が美術室の机に放った火。
    親友になれそうだと思っていた矢先に知った、財布泥棒の犯人。

    美術部の枝島さんが付き合っている人。
    顧問の辻田先生。痴漢犯人の正体。

    中学生っていうのは退屈を抱えてしまうよね。
    部活に勉強で活躍できる人はほんのわずかで
    こぼれ落ちた人たちの有り余る体力は途方もないわけで。

    村瀬君が謎めいていた。
    奈々ちゃんの安定さうらやま。
    会話とかも全体的にドライな雰囲気。

    問題起こりすぎな気もするけど、
    まあ、そうやって悪さして大人になっていくのかもと、しみじみ。)^o^(

  • 全編中二病で痛すぎて、読み進めるのが辛かったです。うちの子供達もこういう道を通ったのかなぁ。俺には全然気付けなかったけど。中二病ってただの甘えだよね?って思うのは俺がおっさんだからなのかな

  • 申し訳ないけど全体的に苦手でした
    結構序盤からもう読みたくないな…ってなってしまって、それでも結末がどうなるか気になってなんとか最後まで読んだけど結局救いもなくただただ後味が悪くて、それでいてなにも残りませんでした
    高校生ならまだしも中学生でこんなことある?って思ってしまうのは時代遅れなのかな…

  • んー・・・選択ミスです。
    中学生の頃読んだら、もしかしたら心に響くものがあったかもしれません。
    ・・いやーどうかな?(苦笑)。主人公が中学生だって素敵な本はいくらでもあるのに、なんでこの本はこうなのかな・・・?


    本が、年代を選ぶ類なのかな、と思います。

  • 不安定な時を超えて、不安定のバランスがとれるようになりつつある中学二年生。
    罪悪感を楽しく感じるのは、誰かと何かを共有したいという願望なのかもしれない。
    単純に未来を明るいだけじゃないと気づいたとき、周囲の人の本質的な部分も見えてくる。そうすることで自分を認めることが出来る部分もある。
    その中でもうまく生きていく浜崎くんは魅力的だった。
    選ばれた人間である浜崎くんは歯向かってきた美羽のことも薄ら笑いを浮かべながら手にいれると思う。

  • 後味悪い。
    けど読んでしまう。もやもや。

  • 畑野さん好きだから文章はよかったけどストーリーは好きじゃなかった。クラスメイトの悪事を知って嫌な気分になりつつも面白がったり仲間になったり、カーストを気にしたり。倫理観がおかしくなる。いろいろあって大人になる、ではすまされない嫌な話だった。

  • 畑野さん、初読み。中学生女子って今頃こんなん?こんなクラスある?それにしたって、こんなみんなが万引きしてたり、男子はいじめがあったり、誰と誰がどうとか、お金が盗まれたとか、どうなんって感じ。読後が悪かった。主人公の美羽のキャラがはっきりしないんだけど、揺れ動く女子とはこんなものなのかもしれないし。今の中学生の黒い部分だけをぎゅっと凝縮した話なんかな。読み進めるのがしんどい作品でした。うちの下の子の学年に、暴力的な子がいて、陰でひどいいじめをしてたんだけど、それを思い出していやな気持ちになってしまいました。

  • き、気持ち悪い…。
    なんでこんな話書いたんですかね…。

  • この小説の登場人物達は誰にでもあるちょっとした悪質さや罪悪感を越えた黒さでしょ。先生も生徒も悪質なだけで、ひとひねりある後味の悪さとは違うただムナクソ悪いだけの読後感であった。

  • ドロドロだなー。スクールカーストもの。出てくる登場人物みんなしょうもない。共感できない。イマドキの中学生ってこんなんなのかなぁ。自分にもこんな青臭い時代があったなぁってヒリヒリするっていうよりなんかいやーな気分になる。主人公がどうしたいのかがわからない。結局最後紗弥たちのとこに戻るし。お互い普通でいられるものなの?その辺も含めての思春期なんだろうけれど。

  • 中学生特有のクラスでの振る舞いとかヒエラルキーとか駆け引きとか、小説にはまぁありがちなテーマです。
    しかし、主人公に最後まで共感出来なかったのが残念。。なかなか腹黒い気がします笑
    結局どうしたかったんだろうなぁ~。

  • 14歳、この年頃の狭い範囲の人間関係の
    息苦しさ、損得勘定で必死。
    自分のことでいっぱいいっぱいの
    むき出しのエゴが、
    ツールが違うだけで
    昔の自分とかなり重なる。

  • よく言えば空気の読める世渡り上手。悪く言えばスレた中学生。
    これ中学が舞台だけど、大人こそ共感できるんじゃないかなぁ。中学生がこれを読んで「わかる~」と思ってほしくない!という希望も込めて。
    最後丸く収まるかと思いきや、駆け引きをして自分の立場を守る展開に驚き。

  • なんとなく、クラス内のひとりひとりを順々に視点人物にして進んでいくタイプの話かなーと思っていたけれど、そうではなく。「普通女子」の美羽が体験して、巻き込まれて、「みんなの秘密」を知ることになるストーリーでした。
    クラス内ヒエラルキーのめんどくせーじとじとしたとこが感じられて良かったです。
    何も解決していないような気もするけど不思議と爽やかに終わったような気がする。
    凛ちゃんはびっくりしました。教室での二人のあの会話、わりと好きです。今思えば木下君とのやりとりが一番楽だったような。村瀬君と髙井君は……これ見方によってはあれ、なにがしかの関係のように見えなくもな、いやごほんごほん嘘嘘。お互い災難ですね。

  • 畑野智美の作品は面白いと思っているが、これは少々期待はずれ。中学の教室内での人間関係とか力関係というのは、小説向きなのかもしれないが、個人的にはあまり共感できない。登場人物が多くて、それぞれに個性を与えようとしているようだが、あまりリアルに感じられない。読むのに苦労はしないが、個々のエピソードも、全体の流れも、印象深いものがなかった。

  • ★2.5
    まあ 読めるけど...

  • 面白かった
    超つかれる中学生ライフ(二度と送りたくない笑)

    みんな秘密を抱えてるし
    友達をかえたい(グループを替えたいとかのしあがりたい?)とか思ってる

    気の合う友達ってなんだろうとか
    家庭環境や価値観のちがいってあるよねとか

    主人公が基本いい子なんだけど
    秘密にぎりまくって喜んだり
    冷静に周りを見たりしてて
    なにかと腹黒いのが面白い

    クラスでなにもしない→周りに気を配っていない
    のが罪
    ってのがけっこう刺さる
    大変すぎてひく(笑)
    中学生たいへんだ

    周りを気にせずどう見られるかとかじゃなく
    喋りたいひとと話して
    仲良くしたいひとと仲良くするってふつうのことってみんなきづくといいよね

    あと作中ムーミンdisられてて笑った
    ムーミンってスイーツ(笑)
    みたいに思われてる?(ガーン)

  • 昔からあったように思うけど、私はぼんやりだったから気づかなかった。

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みんなの秘密の作品紹介

中学生なら誰だって、親にはいえないことがある。友達にも――。好きな人にも――。中学2年生、女子。部活は別々だけど仲良し三人組のはずだった。目立つグループのあの子に、声をかけられるまでは――。本当のことばかり口に出していたら、生きてなんかいけない。特にここ、学校では。そう、14歳たちの感情は静かに、爆発を準備する。淡くて、残酷で、拙くて、美しい、かけがえのないあの日々を描いた青春小説。

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