- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103400318
感想・レビュー・書評
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読みやすくサクサク読めるお話が4つ。なかなかに変わった物語なので好みは分かれそう。現実とかけ離れてはいない非日常で、個人的には好きだった。ニセモノの妻の中で、自分のわからないものの扱いをどうするか、最後の主人公の捉え方は少し考えさせられた。
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ずれっぷりが凄まじい。
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え? そんなことがあるのと思わず声をあげたくなる短編が4つ.「坂」で突如現れた牛島こと篠原の言動が面白かった.やはり表題作が意外性があって秀逸だ.突発性真偽体分離症の命名も面白いが,方舟協會という胡散臭い組織の設定も楽しめた.
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終の筈の住処、ニセモノの妻、坂、断層。好きな三崎ワールド。個人的には断層。大事なものが消えてしまう儚さや虚しさと、非現実的な世界が相まって毎回何とも言えない感覚になる。
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住民と出会うことがなく反対活動をされるマンションに移り住んだ「終の筈の住処」
突発性真偽対分離症でニセモノかもしれないと言い出した妻とホンモノ探しに出る「ニセモノの妻」
坂愛好家が増えた社会で目の前の坂を封鎖される「坂」
ある日断層が現れて被害者となった夫さんと消えた希美さん「断層」 -
BGM nowhere / aquanote
いつまでもいっしょにいたい -
三崎ワールド全開の短編4編。今回は「夫婦」がキーワードかもしれません。特に「断層」は秀逸で、目頭が熱くなりました
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終の筈の住処
異様なマンション
ニセモノの妻
その妻、ホンモノ?
坂
まさか
断層
断たれる
最後の話で、コメディパートが効き過ぎ。泣いちゃったよ。断たれた後も、あるはずの「あの時」を続け、あった未来を生きる。のろけあい口論は、ぜひうちでも試して遊びたい。