1Q84 BOOK 1

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著者 : 村上春樹
  • 新潮社 (2009年5月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534228

1Q84 BOOK 1の感想・レビュー・書評

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  • つ、続きが気になるっ!!

    予約数が半端なく、分厚くて、それが3冊もあるとなると…
    気になる作家さんとはいえ、尻込みをしてしまい
    ずっと避けていた春樹作品。

    でも先日、図書館の“村上春樹”の棚に呼ばれるように、
    行ってみたら、あんなに予約でいっぱいだったのに
    (今は予約なしで借りられるくらいになっていました)
    ぽつんと(リトルピープルみたいに?)一冊、存在していたんでつい借りてきてしまった。

    あまりの分厚さにしばらくドン引きし
    いよいよ返却日が近づいてきてから、読んだら

    わー、久しぶりの春樹ワールドにするするー…と入り込んでしまった。


    静かで、美しく端正で空気のような(水のような)文章。好きです。

    青豆と川奈天吾の関連性が見えてきたあたりから、もうぐいぐい止まりません。

    すごい絶妙なところで終わるので、続きが早く読みたくてしかたがない!!

    ちょっとうすら怖い雰囲気と、ちょっとダークになっていく先行きにドキドキ。ネタバレこわいので他の方の評価も見ずに最後までがんばらなきゃ、と思っています。

    =勝手な想像=
    ・天吾の恋人って…青豆の実母だったりして…?
    (怒り時の行動が青豆と似ている)
    ・“あけぼの”行方不明の1人が”さきがけ”のリーダー?
    =勝手な想像終了=

    上手く説明できないけど、高次エネルギー、パワーが
    こめられていて、この作品でみんなを次元の高い世界に
    連れていってくれるような、不思議な力を感じる内容でした。

    当たり前だけど、私が1つ悟ったとして、その悟りの説明を私が回りくどく説明している間に
    村上さんはすでに悟り全開で、神様みたいな…

    うまく言えませんが、すごい高みからぐいぐい引っ張られているような、不思議な力を感じます。

    ディスレクシアやアスペルガー系、サヴァンなどがチラチラと見え隠れするので興味深いです。

  • 本好きでなくてもこの人の本は読む、という人がいるのに
    本好きなのにあまりこの人の本は読まない、というへそまがりである。
    もちろん食わず嫌いは良くないので、何作かは読んだはず。
    しかしあまり記憶に残っていない。合わないと感じたのだったかな・・・?多分学生時代以来久しぶりに手に取った村上春樹作品がこれでした。しかも1巻のみ。

    物語は2人の人物の視点から構成される。
    引き締まった体に左右アンバランスな耳を持つ29歳の殺し屋 青豆と、予備校講師をしながら小説を書いている天吾。

    青豆は警官の制服と拳銃の型の違いから時間の歪みに気付いて、この新しい世界を1Q84と名づけ、

    天吾は「ふかえり」の作品を覆面作家としてリライトするため彼女の保護者に会ってその承諾を得るのだが・・・
    2巻、3巻も入手できたら読もう。

  • 書評で著名な方が
    「村上春樹の小説は感想を言語化しづらい」というようなことを
    言っていたが、なるほどと思う。
    いろいろ考えながら読んでいるのだけど、
    いざ読み終わって感想を描きつけてみようと思うと
    確かにうまくまとまらない。

    単純に面白いか面白くないかだけ言うのなら、
    面白かった。

  • ふかえりの存在が好きです。
    リトルピープルにどきどきします。

  • 今まで村上春樹を馬鹿にしてたんですが、本人とファンの方に謝りたいです。
    ミステリ、宗教、サスペンス、恋愛、文学と色々な要素が複雑に、しかしシンプルな文体で書かれていて面白かったです。
    何故村上春樹が芥川賞も直木賞も受賞できないのかが少しわかったような気がします。

  • 「1984」と「1Q84」が レールのポイントを換えるように
    切り替えられた。
    青豆 は 1Q84 の世界に いつの間にか はいっていた。
    それは 首都高速 を階段から降りたときから
    始まったらしい。
    「1Q84」の世界にいることは 月が二つ見える ことでわかる。

    「もう一つの世界」ということは
    リアルの世界とヴァーチャルの世界との関係で 
    ヴァーチャルが もう一つの世界である ということは
    梅田望夫氏が言ったことだ。
    たしかに 思考の外部化、記憶ベースの外部化。
    そして強力な 検索システム ということが
    もう一つの世界を形成する。

    身体とアタマの中にある妄想との関係も
    身体とこころという 二つの世界があり、
    こころが もう一つの世界であるかもしれない。
    しかし、思考は 身体性を伴う ということがわかりかけてきて、
    ちょっとこの二つの世界は 密接に結びついているのだろう。

    生まれてくる前の世界と
    死んでしまった後の世界は 同じような世界なのだろうか?
    どうも違う気がするが、
    生まれてくる前のことは 記憶にないし、
    死んでもいないので 死んだ後の世界はわからない。

    世界はパラレルではなく 切り替えられるという
    ムラカミハルキの発想は おもしろい。
    どこかで、何かが、切り替わるときがある。
    そこに踏み出したときに 後に戻れないような感覚がある。
    ただ切り替わっても 通常の生活はほとんど変わらない。
    切り替わった世界では 一体何が判断基準となるのだろうか。

    社会における急速な変化のなかで
    価値感 が変わろうとしているときに、
    それは 一体何が 基準になるのだろうか?
    「愛」が基準になるとしたら、
    ちょっと、ものたらない。
    愛で すべての世界を構成しない。
    たしかに 中心的な位置にあると思うが、
    そうではない・・・もっと何かが あるはずだ。
    と考えていたら 朝の5時過ぎだった。

  • 謎めいた導入でついついページをめくってしまいますが、
    この謎がこっちの期待通りに解き明かされないだろうことは、
    『海辺のカフカ』等の経験から分かっております。
    (まだBOOK1しか読んでないので。)

    リトルピープルとか、メタファーなのかなんなのか、
    幻想的な要素が出てくるので、その分感情移入しにくい人もいるんでしょうね。
    僕はそこも結構楽しめちゃうのでBOOK2以降も楽しみです。

    文体は例によってフラット。
    そんな文体で性的な描写を淡々と織り交ぜる。
    性的なものに対する無意識なレベルの高揚が、作品に対する印象として現れる。
    これを村上春樹効果と言います。
    (今考えました)笑。

    今回も村上春樹効果が効いております。

  • 思った以上に面白い。ノルウェーの森と海辺のカフカが感覚的に合わず村上春樹作品とは相性が悪いとずっと思い込んでたけど、この作品は好きになれそうな予感。旅に出るときの適年齢があるように、本を読むときの適年齢がきっと存在する。独特の世界観を理解できる年齢になったのかなあという期待を込めて☆4つ。

  • 昨年亡くなった伯父が村上春樹の愛読者で、葬式の祭壇に『海辺のカフカ』と『1Q84』が並んでいた。
    遠方に住み、あまり交流のない伯父ではあったが「あなたも本の虫でしたか」と一方的に共感し、この本にも興味を持った次第である。

    三巻のうち一巻目を読んで、「何かが始まる」という予感を強く持った。並ではない「大きな渦のような」何かだ。
    『1Q84』は娯楽性の大きい大衆小説でありながら、純文学のような芸術性も感じる。SFなのか、官能小説なのか、私の知らないカテゴリに属する小説なのか。さっぱり分からない。

    ただ面白いのは確かだ。
    「心がひかれる」「ついつい笑ってしまう」「心が晴れ晴れする」「一風変わっている」「思った通りである」「趣深い」というのが面白さの定義らしいが、『1Q84』は全てに当て嵌まる。+αの不快感や不道徳すら目新しく好奇心をくすぐる。
    途中で読み捨てない限り、この本は最後まで面白くあるだろう。そんな手ごたえのある一巻目。続きを読むのが待ち遠しい。

  • Book 1
    心から一歩も外に出ないものごとは、この世界にはない。心から外に出ないものごとは、そこに別の世界を作り上げていく。

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    再読。

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1Q84 BOOK 1の作品紹介

「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。書き下ろし長編小説。

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