センチメンタルな旅・冬の旅

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 652
感想 : 112
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  • Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103800019

感想・レビュー・書評

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  • 泣けます。

  • 写真集を見て泣くことなんてないと思っていました。
    手元に置いて、何度も読み返すものではありません。直視するには、あまりにも切なく、強すぎる作品だからです。
    猫の写真が、もうたまらなくいとおしいのです。

  • 生=死=愛、大好きなんです。

  • まさにセンチメンタルな旅。
    初めて見たときは本屋で泣いてしまった。

    遺体を写真に残していいのかという某有名写真家もいたが
    私はこうすることで二人の物語が一度完結したのだと思う。
    寧ろ長年寄り添った二人が残した愛の詰まった作品だから誰がなんと言おうとこれでいいのだ。

    どろりとしたぐろい赤い花のような。それでいて小さなかわいらしいたんぽぽのような。
    そんな絵が浮かぶ。

    この本はよく好きな人たちにプレゼントします。

  • すでにもっていたのに、古本屋で100円という罰当たりな値段がつい

    ていて、いたたまれなく思い買ったほどの本です。

  • 「愛している」なんて安直な文章はない。だけど、どうしてこんなにも伝わるのか。本物の愛はきっと言葉や文章にしなくても伝わるものなのだ。それを痛いくらい表現しているアラーキーはやっぱり天才だ。見ていて自然と涙がでた。

  • 本屋さんで見た瞬間から涙が出てしまった
    すごいです。
    アラーキーすごい。

  • 最愛の人に『私まだ死にたくないよ!!』って泣きながら、
    袖をつかまれたら、なんて答えますか?

    ちなみに、彼はシャッターをきりました。

  • -物想いに沈んでいる表情が良い、と言ってくれた。私はその言葉にびっくりして、じっと彼を見詰めていたような気がする -

    妻の死際を、写真でつづった一冊。前半は新婚時代の写真。なにか違和感がある。妻・陽子の表情だ。ウェディングドレスをまとったときでさえカメラをにらみつけている。荒木さんは、猫のような、この「偉大なる不機嫌」な顔が好きだったんだろうな・・・。ゆっくりページをめくりながら、だんだん、だんだん、切なくなり、モノトーンの写真なのに、ときに色が付き、ときに動きだし、ときに音がする・・・。ロードムービーを観ている気分。恋しないとね。恋したくなりますよ、きっと。

    選書:小日向

  • 特に変わった写真はない。あくまでも、日常の目線で日常を撮っている。
    愛を感じてしまう。泣けました。

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著者プロフィール

写真家。1940年5月25日、東京都台東区三ノ輪生まれ。1964年『さっちん』で第1回太陽賞を受賞。1971年『センチメンタルな旅』(私家版)を出版。「天才アラーキー」「写狂人」「写狂老人」などを名乗り『愛しのチロ』(平凡社)、『センチメンタルな旅・冬の旅』(新潮社)、『人妻エロス』(双葉社)、『往生写集』(平凡社)、『顔』(KADOKAWA)など、現在までに500冊近い著書を刊行。

「2015年 『楽園は、モノクローム。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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