アナログ

  • 新潮社
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感想 : 163
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103812227

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと話題になっていたので、ミーハー心から図書館で予約してました。

    が、読んでみてびっくり。
    文章はかなり稚拙です。表現力ゼロ。無駄に風景描写とか入れない分潔いですけど。

    それよりも気になったのは、現代の話なのに時代に全くそぐわない喋り。
    昭和初期みたいな古臭いギャクを日常会話にしていて、今の30代の感覚とはあまりにもかけ離れていて、たけしってこんなにアンテナ低いの?と驚いてしまいました。

    更に気になったのは、30代男が皆よく泣く。人前で泣くし大声で泣くし、所構わず泣く。
    泣かせるしか悲しみを表現できないからこういうことになるのだ!!悲しみを共有できず逆に鼻白みました。
    ストーリーもね、プロポーズを予定していた日にヒロインが交通事故って・・・韓流ドラマ顔負けです。

    もしや出版社は・・・と思ったら予想に反して新潮社でした(笑)

  • 便利な時代に、あえてアナログにこだわる男女の純愛物語。

    アナログならではの恋愛、母親の介護と死、仕事での理不尽な経験など、ひとつ一つの要素はうなづけるのだが、作品としてのまとまりに欠け熟していない。一番描きたかったと思われる純愛も、残念ながら表面的過ぎた。
    あのビートたけしの小説ということで手に取ってみたのだが、率直なところ有名人という作者の肩書きがなければ出版には至らなかったのでは。

  • 文章が粗削りで読み難い所もあったけど、面白く読めました。

  • 久しぶりに小説を読みました。何年ぶりでしょう。

    不思議な読後感です。じわーっと来る。

    日ごろ、一息つくと必ずスマホのロックを解除しています。特に重要な連絡を待っているわけでもないのに、LINEやFacebookが気になって、開いてしまいます。

    そんなクセはやめようかな、と思いました。

  • とりあえず読んでみた…

  • 作者の伝えたいことはわからなかったけれど、二人の会話が楽しくて、悟と一緒に笑ったり泣いたりしながら読みました。

  • 主人公(悟)はいまどき珍しいアナログ人間。
    幼い頃に父を亡くし、懸命に母に育てられた。
    その母も病気を患い今は施設に。

    そんな悟の前に、現れた「みゆき」
    二人の純愛が始まる。

    悪友「山下」「高木」とのくだらない掛け合いが
    彼ら3人の友情を際立たせる。

    中盤からは、思わず涙してしまう場面も。

  • すらすらと読めました。
    映画化しそうですね。

  • 女子中高生のドリーム小説が携帯小説なら中年以上の男性が書くドリーム小説がこんな感じかなあ、と。

    出会って恋に落ちるのがほぼ一目惚れで、なのにあっという間にのめり込むので置いてけぼりの気分になり。
    さらにちょっと喫茶店で会っただけの男を簡単に信用して次の約束までしてしまう女性側にも違和感。
    特に今、世間で介護の辛さが話題になった直後だけに、綺麗事しか描かれていない結末にもカタルシスを感じられなかった。
    男三人の友情のわちゃわちゃ感は良かったけれど、いくら気心知れた仲でもお金のかかる事を任せたりするのはやめた方がいいと思ってしまう。

    シビアな目で見て申し訳ないけれど、読み手の性別、そしてどの世代かで評価が変わりそうな話。
    ビートたけしがこういう純愛物語を書けるというのは素直に驚きました。

  • 狙いは分かりますよ。でも手法が悪過ぎた。何より、主人公の友達の二人の会話がひどすぎる。こいつらは昭和からやってきたという設定なのか?
     まあ、太田光よりはましだったが、たけしさんはエッセイぐらいで置いておいたほうがいいでしょう。

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著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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