- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103971054
感想・レビュー・書評
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作品解説(カバーより):夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生最後の一大イベント「歩行際」。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった想いを清算するために――。今まで誰にも話したことのない、とある秘密。折しも、行事の直前には、アメリカへ転校したかつてのクラスメイトから、奇妙な葉書が舞い込んでいた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る――。
第26回 吉川英治文学新人賞 受賞
第2回 本屋大賞受賞
「本の雑誌」が選ぶ2004年度ベスト10 第1位
水が合わなかったと言ってしまえばそれまでだが、読了後、特に得るものは無かった。
帯に、世代を超えて読み続けられる名作と書かれているが、作品の軸にある「歩行際」が既に世代を超えては理解できないように思える。
と、批判はここまでにしておいて、まあまあ面白かったっすよ。はじめダラダラ、中パッパッ、終わりよければ全てよし、てな感じですね。
色々受賞していたので、読み始める前から期待感を持ったのがいけなかったと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本屋大賞受賞作品。高校生の青春モノ。 異母兄妹が偶然にも同じクラスになってしまうと いう設定。
とても会話のシーンが多くて、誰が誰を好きだのなんのと、ペチャクチャ話は尽きません。 私はどうも、影でコソコソ詮索し合ったり、本人のいないところで推測だけでものを言ったりするのは毛嫌いしてしまい…、苦手です。
それに、登場人物は比較的みんな美男美女。
きっと恩田さんは、幸せな人なんだろうなあ、と思います。 健全な美しい友人に囲まれて、男の子にもそれなりにモテたのではないでしょうか。
急に私とは遠くかけ離れた人のように感じてしまいました。そんな作品でした。 -
妙に読みにくかった。ルビが多く、子ども向けの小説なのかな。おっさんにはよくわかりませんでした。
わざわざアメリカから、自分の母校でもない学校のイベントにやってくる「少年」の意図も必然性もよくわからないし、その理由とされている説明も全然納得がいかない。そしてこの「少年」の年齢も全くわからない。女子高生が呼ぶ「少年」は、もっと年齢の低い存在だと思うのだが。 -
数ページで挫折・・・。
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ミステリー大賞受賞とのことで手に取った作品。高校生の会話調の文体が続くが、深みがなく後半はパラパラとめくるほどにじっくりと読む気にはならなかった。
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著者の作品の中ではあまり好きじゃない作品。青春遠足ものww。まったりダラダラ歩いていきます。くっちゃべりながらダラダラ歩いていきます。足にマメができたりしますが、それだけです。それなのに「本屋が選ぶ本大賞」をとったり、映画化されたりしています。
私の感性が相当鈍いのでしょうwwけっ。 -
映画化しましたね^^
夏にやっています。 -
本屋大賞に釣られて読みました。
感想はというと、どってことない青春小説
もう私にはただただ甘酸っぱいだけで・・・
けれど、もっと若い現役時代に読んでいたら
また違った見方ができたかも。
なので、現役の中高生などにお奨めします。 -
もっと面白い本あると思うけど。
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映画化も決定!?
たんたんと進む物語がたいくつでした。恩田作品!って変な先入観持って読んだのがいけなかった。
ただ、終わり方はすごく好み。青春万歳!