- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104491025
感想・レビュー・書評
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各々エピソードのキーワードが素敵。
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小川洋子さんの解説にあるように読み終わったときとても長い旅をしてきたような錯覚に陥るそんなお話。吉田さんの文章にとても惹かれる。雨の日に静かなあたたかい部屋でゆっくり読み返したい。
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吉田篤弘さんの本は、特別に興奮するとか悲しいとか感動するとかはないけど、何故か読みたくなります。読むと落ち着く。
これもそんな本でした。
短編の一つ一つが、どこかで少しずつ繋がっていてほんのり不思議な世界観。 -
2014 6/23
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普通の日常風景なのに
どこか不思議な日常が紛れ込んでる
短篇集。
繋がってないよぅで登場人物がリンクしてて
でも時系列が繋がってなかったりで
読みながら『あ、コレはあの人!』とか
『コレはあそこの話し』とか、気付きながら
読むのも面白かったです。 -
何てことない何気ない日常が描かれながらも、少しだけ地面から足が浮いているように感じる。それが吉田篤弘の作品。作品世界の居心地が好く、いつまでも読んでいたいと思わされます。
詩人である叔母の遺品を整理する姪、人の来ない遊園地の駐車場、クロークに忘れられたコート、何でもある雑貨屋パスパルトゥ、ケージから消えた磁石を飲み込んだ猿。それぞれ独立した物語かと思いきや、見えるような見えないような糸で繋がれていました。時間系列をずらして配置することで、それぞれの物語の独自性と繋がりが浮き出ています。 -
吉田さんの本はすきなんだけど…
今回のは合わなかったのかも… -
大好きな吉田篤弘氏の短編集。
始めの3話が気に入る。 -
う~ん・・・
自分には合わないかな -
『おかしな本棚』の説明より。
「視点の変わる連鎖的な長編を書き、そこから何編か抜き取ることで、(レコード)の針がとぶような趣向にしました。」