いっちばん しゃばけシリーズ 7

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1984
感想 : 213
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507092

感想・レビュー・書評

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  • 天狗の使い魔、餡子は甘いか、が特に好き。すんごい体験をすることになるネェ、病弱の若旦那。人間は直ぐに死んでしまう。千年単位の妖にとってはそうだよねぇ。栄吉の餡子は一体何がいけないんだろう。気になる。

  • 人間は不器用な人もいるけど、器用な人もいる。
    不器用な人から見れば、器用な人ってうらやましいけど、器用な人から見れば、なんでもすぐに習得してしまうから、つまらなく感じる。
    不器用でも努力をしていればちゃんと報われる。

  • しゃばけシリーズ第7弾!

    「餡子は甘いか」、「ひなのちよがみ」が特に好きです。
    みんながそれぞれの道に進み、若だんなも寂しくなりましたが、若だんなも少しずつ何かを学んでいる様子。
    仁吉も、佐助も、そういうことを考え始めたのでしょうか・・・

  • いつものメンバーの〜かわいくて楽しいお話でした。
    「いっちばん」
    長崎屋の前の通町界隈に掏摸が出て、しかも金持ち狙いなので問題に。
    日限の親分が若だんなに相談に。
    幼なじみの栄吉が和菓子作りの修行のために家を離れているので、元気が出ない若だんな。
    元気を出して貰うにはどうしたら一番良いかと頭をひねる妖たち。
    金平糖をかじる鳴家がかわいい。
    「いっぷく」は廻船問屋長崎屋に新しく店を出した唐物屋が勝負をしかけてくる顛末。
    「天狗の使い魔」は気がついたら天狗と空を飛んでいた若だんな。信濃山六鬼坊の話し相手だった山伏が亡くなったので、管狐を貰い受けようとしたがいれられず、人質として若だんなをさらったのだ。それは無理な要求なのだが…
    勝負しようと持ちかける若だんな。
    「餡子はあまいか」は安野屋で修行している栄吉が巻き込まれた事件。
    器用な新入りは達成感がなかったらしく、栄吉は1つのことをやり続けることも才と言われる。
    「ひなのちよがみ」はお雛ちゃんのもめ事。
    珍しく若だんなの推理は必要なかったというのもまたよきかな?
    2008年7月発行。しゃばけシリーズ第7弾。

  • <目次>


    <内容>
    短編です。だんだん登場人物が増えて、つながって。さらに妖が増える。テングやキツネ、狛犬…。お菓子屋の栄吉の活躍談も。お雛が白粉お化けから脱出し、苦労の末…

  • 一太郎の友達,三春屋の栄吉くん,いくら不器用だろうが,不味い餡子しか作れないなんて設定はあり得ない。絶品の餡子は難しくても,材料の分量が正しくて焦がさないように煮てやれば普通に甘い餡子は誰でも出来るはず。いくらなんでも,無理筋の設定にしか思えない。

  • しゃばけシリーズ第7巻。若旦那はまたまた寝込む。

  • シリーズ7作目,連作短編5編
    安心した妖達や家族友人知人とのあれこれ.安定した面白さである.それぞれの人が,少しずつ成長していく姿が微笑ましい.

  • ひなこまちから逆読み中の再読書。
    表題のいっちばん自体は大して記憶に残らないのだが、大天狗登場の話は印象的。
    それと、これまで読んできながら全然心の動かなかった栄吉の努力の物語には、ぐっときた。時代小説の大事なところだよね、努力と涙と意地と誠実は。そういえばひなこまちには栄吉出てこなかったなぁ・・・・

  • 星4つ

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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