犬の掟

著者 :
  • 新潮社
3.18
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本棚登録 : 301
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555109

感想・レビュー・書評

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  • 殺人事件を重ねる動機が弱いかな。

  • 前半、読むのに時間がかかった

  • H28.03.13

  • 2016_03_09-0026

  • ラストが今一つすっきりせず。

  • 警察官の心の闇。あるキッカケが自分を変えることになる。

  • 【ネタバレ】所轄と本庁2組の刑事ペアがある事件の真相に迫っていく40時間を描いた警察ミステリ。濃密な描写や犯人の意外性は文句なしに面白いのですが、この結末はやりきれなくて★一つ減点。

  • 東京湾岸で暴力団組員の射殺体が発見された。
    蒲田署の刑事は事件を追い、捜査一課の刑事には内偵の密命が下される。幾つもの不審死は連続殺人なのか。
    2組の捜査が進み、彼らが交錯するとき……。
    このボリューム、この重厚さ、まさに佐々木譲さんの真骨頂。犯人は途中からわかってきたのに、終盤は圧倒的なスピード感で読ませる。
    残り4分の1はノンストップで、寝るのも忘れて読了。
    最後は哀しさも漂い、余韻の残る一冊。面白かった~

  • このミス20位
    マル暴の他殺体が発見され、所轄の蒲田署は半グレのリーダー格が犯人と見て捜査する。所轄による解決目処が立っていることで、捜査本部は立っていないが、警視庁捜査一課は別の線(P私的制裁)の可能性有りとして、特命で捜査にあたる。この二つの捜査が細かく交互に記されており、また、リアルさの追求ゆえか、結果として事件に関係無かったけれど、捜査線上に浮かび上がってきた様々な関係者の捜査状況まで丁寧に記されているし、さらに過去の様々な未決事件が浮かび上がり、地味に疲れる。
    犯人は当然捜査一課組みの線であることは予想されたものの意外感は有る。だが動機がどうも弱く感じられ、リアル感を減少させてしまう。
    ラストも普通、犬はP。

  • 普通に普通の出来。
    ラストは好き嫌いがあるかもしれませんが、やっぱり普通かな。

  • #読了。蒲田署管内で、暴力団幹部の射殺体が発見される。半グレ集団による犯行説をとる所轄の動きとは別に、警視庁一課内では「警察官による犯行」の可能性を探る密命が。果たして真犯人は。。。2つの捜査の動きが絡み合い、緊張感を増していった。

  • 犯人はマジ、という感じ、面白かった。

  • 話が長い。動機については弱い感じがした。

  • 泣けた.....何故に犬?交互に語られる話からとんでもない結末になるよ覚悟して!

  • 2組の刑事たちが1つの射殺事件を発端にそれぞれ別の角度から捜査を進めていくうちに浮かび上がる幾つかの未解決事件。

    両方の捜査内容がかぶるせいもあるが、両者にハッキリとした違いがないせいか、混乱してくる。
    アチコチ振り回した挙句のラストにも灌漑も共感も感じられない。もう少し犯人の内面に踏み込んだ部分も描いて欲しかった。

  • 東京湾岸で射殺死体が発見された。所轄の刑事は事件を追い、捜査1課の同期には内偵の密命が下る。二人の捜査が交錯する。
    事件の動機が最後に明かされる。
    動機に共感するのは難しそー。

  • 暴力団の幹部が殺され、所轄の刑事が捜査を開始する。一方、警視庁の刑事たちも別の観点から事件を調べ始める。物語は、この二組の刑事の視点を入れ替え展開する。

    地取り中心の聞き込み捜査ははっきり言って地味。有力な証言がないまま関係者だけ増える。そのうち二組の刑事の捜査がひとつになっていくのだが、その過程で事件はどんどん増え、そこに地名やら所轄警察署やらが絡んできてとにかくややこしい。

    混乱から疲労するが結末は衝撃的。でもそこに至るまでの背景に厚みがないので困惑しただけで終わってしまった。謎解きはお粗末なので、刑事たちの生き様がメインの警察小説でしょうね。淡々としすぎてパワーに欠ける。この作者も当たりハズレが出てきたなー。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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