ばかもの

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 671
感想 : 169
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104669035

感想・レビュー・書評

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  • 低俗なのか高尚なのか、具体的なんだか抽象的なんだか、とりあえず型にはまってない作品だった。「想像上の人物」って一体なんなんだ?

  • 上手さを感じさせるのってすごいよなぁ でもハッピーエンドで好き これ

  • どん底まで落ちた男と女の再生物語。絲山さんは本当に群馬がお好きなんだなあ・・・全編に飛び交う上州弁、なじみある地名。「井野のあたり」とか「上佐野には」とか聞いても全国の読者はポカ〜ンだろうなあ(笑)ストーリーよりも上州弁間違い探しに夢中になってしまった。ネイティブ上州人としては2箇所ほど、これはどうでしょう?という文法があったのですが(笑)

  • 友人から借りて読んだ本。恋愛小説としてユニークで心温まるよ。

  • 2009年9月16日(水)、読了。

  • 心の病とかアル中とかの人が主観のお話を読んでいて私は 主人公がどこから病んでいたのかわからなくてどつぼにはまったあたりで「あ そうなんだ」ってやっと気づくだから もし自分が病んでしまったら自分では気づかないかもしれないなと思う前にも思ったことだけど傷は人との交わりでしか癒されないものなのかもしれない

  • 切なくて、美しくて、いとおしい物語です。

  • 「失い続ける。なにもかも失い続ける。」
    アルコール依存症になり、仕事や恋人、友達を失った主人公。
    主人公、そして学生時代の恋人の変わりようが痛々しい…。

  • こういう痛い話しは、90年代に読みすぎて食傷気味なんですが、
    しかしすごいと思った。
    僕も依存っていう体験があるので
    冷静に読むことができず、
    だから読み終えてその圧倒的な存在感に
    ちょっと言葉を失ったですよ。

  • ある男がアル中へと堕ちていく話。
    惚れた奔放な女性にショックな振られ方をし、
    気付いたときには引き返せないほどのアル中に。
    家族や恋人や友達を傷付け、ボロボロになっていく男の姿。
    希望が続く終わり方なんだけど、
    アル中のイメージが強く残ってしまって、
    ストーリーや登場人物に魅力を感じなかった。

    期待して読んだ分、イマイチだったところもあるかも。

    文章量が少ないので、絵本のように軽く読める1冊。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞しデビュー。「袋小路の男」で川端賞、『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「沖で待つ」で芥川賞、『薄情』で谷崎賞を受賞。

「2023年 『ばかもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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