自壊する帝国

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 378
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104752027

感想・レビュー・書評

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  • とっくにマルクス主義など信じられなくなっていた末期のソ連で、民族や宗教、そして要人個人のそれぞれの人間性を縫い合わせるように外交を編んでいく記録。国の内外ともにあまりに知らない(知らされない)ことが多いのに驚く。

  • 佐藤優氏が旧ソ連の日本大使館にノンキャリ外交官として滞在した際の体験をもとに書いたノンフィクション。旧ソ連の体制が崩壊していく経過、ラトビアで民主化運動が盛り上がっていく経過を詳細に記録している。

  • 真実かどうか検証のしようがないが、本来外交官とはこうあるべきではないかと考えさせられる。それにしても、読むだけで酔っ払ってきそうな感じだった。

  • ソ連崩壊時の「人もの」の面白さと、筆者の記憶力に感服させられる。ただ、固有名詞が多くなるとすぐよくわからなくなってしまうのが僕の悪いところ。メモはとても大事だ。

  • ソ連邦崩壊のゴタゴタをインサイダーともアウトサイダーとも違う視点から経験した筆者の経験がベースになっている。

  • 外交官って大変だ。人としての信頼関係と、国のために動かなきゃならんこととか…
    すごく面白い本でした。
    2007/6/16

  •  鈴木宗男氏の懐刀と報道されていた人の諜報活動記録のようなもの。
     内容は非常に地道な活動なので007のようなものではありませんが、こういった活動が日本を支えていることに感謝するべきでしょう。

  • 2007/03 図書館

  • ソビエト連邦が崩壊する過程がリアルに描かれている。原因は宗教がらみの人種問題なのだ。リスクをものともせず活躍するミーシャにサムライ魂を感じる。本当は、最後に書かれた国へ自壊の警告がしたかったのではないか。

  • 5/1
    信念をもつ
    メディアの情報は鵜呑みにしない

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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