戦略がすべて (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
3.54
  • (68)
  • (194)
  • (187)
  • (36)
  • (12)
本棚登録 : 2200
感想 : 205
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106484

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 戦略と戦術の違いについての入門書的な本。もうちょっと掘り下げた内容を期待してしまいました。

  • 「ビジネス書大賞受賞」ということで読んでみた。
    内容は、24の様々なケースに対する筆者の仮説と戦略が述べられている。
    感想を一言で済ませると、「タイトル負けしてるな」という印象だった。
    自分が20代前半だからか、勉強になる内容は少なく、あまり驚きも無かった。大賞を受賞しているということは、中年のビジネスマンにはウケるないようなのかもしれない。

  • 【2015年28冊目】
    各章ごとの具体的ケースを眺めた後に最終章のまとめを読むと「戦略」とは何かがよく分かります。
    企業にいると戦略の重要性はよく分かっているが、実際に戦略の絵を描ける人材はそうはいないことも知っている。

    自分がコモディティ化しないための仕事術を考えないとなーと思いました!

  • これからの社会を生き残っていくのに、どのような戦略が重要かという著書の得意分野。
    プラットフォーム側になれば、つまりはAKBを運営する側になれば、リスクも分散されて、仕事も調整しやすくなる。元締めが儲かるのだ。
    これまでの著者の作品がどれも質の良い物だけに期待が高く、今回の作品は新書のためか質量ともにやや物足りなかった。

  • 24つの時事ネタからその背景やカラクリを戦略的に思考してみる本。給与の差は所属企業が社員に与える資源量で決まるというのは、なるほどと思った。

  • AKB48ってプラットフォームビジネスだったのか…
    コモディティ人材にはなるな。ブランディングとマーケティング。麻雀は役に立つ。
    戦略、作戦、戦術。戦略を立てられるように。
    教養は自分と違う意見に出会うため。
    ほとんどの日本のサラリーマンは「高級作業員」は秀逸。その通りだろうなぁ。。

  • [出典]
    「「逆張り」の研究」 綿野恵太

  • 帯には「『僕は君たちに武器を配りたい』の著者が教える資本主義社会の『攻略法』」とある。
    なお、攻略法とはいっても、本書は「戦略的思考ケースブック」であり、さらに各章末尾にはまとめがあり「マニュアル」として使うことも可能である。

    内容について、大きくまとめると
    ・人材のコモディティ化が進んでいる→差別化が必要
    ・勝てる土俵・システム・仕組みをつくる
    ・選択と集中により革新的チャレンジをする
    ・思考力・多様な視点・コミュニケーション力による差別化
    といった感じだろうか。

    【参考図書等】
    ・失敗の本質 日本軍の組織論的研究(戸部良一ほか)

  • 故・瀧本哲史氏の新書。
    元マッキンゼーの方なので経営戦略に関する本かと思ったが、もっと広く、AKBやスポーツ、教育、地方政治など、社会のあらゆる事象を対象に戦略思考を展開するケースブック。瀧本氏独自の視点と展開が面白く、すいすい読める。

    【メモ】
    ・人を売るビジネスの3つの壁
    ①どの人材が売れるか分からない
    ②稼働率の限界
    ③売れれば売れるほど、契約の主導権や交渉力がタレント側に移る
    ・プラットフォームビジネスの関係者には顧客、プレイヤー(運営)、参加者がいる
    ・プレゼンテーションは聴衆が何を求めているか、で見せ方が決まる
    ・RPGには資本主義社会の世界観、働き方が組み込まれている
    ・人材の出入りは企業の業績の先行指標
    ・合議制からイノベーションは生まれない
    ・「戦略で勝つ」とは、横一列の競争をせず、他とは違うアプローチを模索すること

  • 発売当時に読んだなら4つ星

    オリンピックでメダルを増やすにはどうすればいいか。
    まず「どの土俵なら勝てるかを見極め、勝てる土俵を選ぶ」ことにある

全205件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。1972年生まれ。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用。専攻は民法。任期終了後は学界に残らず、マッキンゼーへ入社。3年で独立し、多額の債務を抱えていた日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家として極めて初期段階の企業を15年以上にわたって支援し続ける。京都大学では教育、研究、産官学連携活動に従事。「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。

「2022年 『瀧本哲史クーリエ・ジャポン連載集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀧本哲史の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
瀧本 哲史
佐々木 圭一
ベン・ホロウィッ...
三谷 宏治
リンダ グラット...
瀧本 哲史
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×