グレ-ト・ギャツビ-

  • 中央公論新社
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感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037825

感想・レビュー・書評

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  • 華麗で、移り気で、でもそれぞれに切実な人々についての青年ニックの記録。物語後のニックに多くの幸福がありますように。

  • 村上春樹が人生で巡り会った、最も大切な小説を、あなたに。
    新しい翻訳で二十一世紀に鮮やかに甦る、哀しくも美しい、ひと夏の物語―。
    豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビーの胸の中には、一途に愛情を捧げ、そして失った恋人デイズィを取りもどそうとする異常な執念が育まれていた……。
    第一次大戦後のニューヨーク郊外を舞台に、狂おしいまでにひたむきな情熱に駆られた男の悲劇的な生涯を描いて、滅びゆくものの美しさと、青春の光と影がただよう憂愁の世界をはなやかに謳いあげる。

  • 物語自体の感想は以前に書いたので、今回は春樹訳について。
    やっぱりオールドスポート問題ですよ…。
    ギャッツビーの口癖、「old sport」という呼びかけを、これは訳しようがない!と春樹氏はカタカナでオールドスポートと書いてるんですが、もー違和感半端ない。
    後書きで、柴田元幸氏にも相談したけどやっぱり訳せないって言ってた☆って書いてまして、私柴田信者ですけどでもこれは反則だよ!!
    訳しようがない、というのは既に原書でこの物語に親しんでいるからですよね。
    でも訳書って、大半の人は原書で読むのは難しいから読むわけで、海外にこんないい本があるよと紹介する意味でもある。
    old sportはギャッツビーしかしない、特殊な言い方なわけだけども、そういう前知識がなければ、いきなりカタカナでオールドスポートとか言われたって、読者は何だこれ、ですよ。
    春樹的には、僕の大事なギャッツビーを読むんだからそのくらいの下調べは済ませて取り掛かってくれたまえってことですかと問いたい。
    あなた作者じゃないでしょうが。
    何であなたが線引きするの。
    大事な物語だからこそ、より広く良さを伝えたいと思って訳すものじゃないのかなぁ。
    わかる人だけわかってねという身内感が、オールドスポートという文字を見る度に感じられてしまって、冷めてしまった。
    それ以外の訳は読みやすいし、いいと思うんですけど。
    あえて訳し直すほどの新しさがあったとは断言出来ないけど…。
    付録のニューヨーク案内は面白かった。

  • 文学的感性がついていけない まぁおもしろい

  • ほかのレビューでは名作との呼び声が高かったが、個人的にはあまり胸を打たれるものはなかった。一途なギャッツビーの姿が第三者的な視点で語られており、彼の盛衰が当時のアメリカ社会とともに表現されている一方、ところどころに違和感を感じたのは訳者のあとがきでもあるように、当訳が現代化されていたからだと思う。いずれ原書を読んでみたい。

  • 返却期限が迫っていて、かなり早足で読んだ。
    最初はどういう展開になるのかな、と探り探り読んでいたが、登場人物の繋がりが明らかになるにつれ、一気に読み進めていってしまった。
    驕れるものは久しからず、盛者必衰の理を……というような言葉が頭に浮かぶ。
    ま、ギャツビーは支配者じゃないし、偉そうにもしてないし、手に入れたいのはたった一人の女性だけだったわけだけど。
    ずっと読みたかった本だが、30歳を過ぎて、結婚をしてから読んでよかった。
    それより前だと、理解できない箇所が多かったかもしれない。

  • 切なくて滑稽。

  • たぶん名作なのでしょう。ただ私の知識と文学的能力の低さによって、ぜんぜん良さが理解できない。
    はじめて読んだのに、途中まで読んだことあったから、以前挫折したのかな。今回は最後まで読めて、おおまかなあらすじが分かった程度。
    繰り返し繰り返し読めばあるいは好きになるかもしれない。しかしそんなエネルギーなど私には、ない。

  • 村上春樹の訳でもう一度読んでみる。悔しいので、何とかこの本の素晴らしさを理解したいのだけれど…

  • 村上春樹がぜひ60歳になったら訳したい!と思っていたが、
    待ちきれず出版した、
    という作品影響をうけた本を一冊選べといわれたらこの本以外はない、
    とまで訳者のコメントで書いているが・・・
    なんとなくぴんとこない、靴の上からかゆいところを掻くような、
    それは日本語になってしまっているからだろうか?
    何度も読むことでその良さがわかるのか、
    残念ながら今回はちょっとわからん!

    もう一度よんでみた。
    ちょっとわかってきたけれど
    やっぱり良さはまだまだわからん。

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