野球にときめいて: 王貞治、半生を語る

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120042171

作品紹介・あらすじ

人生、いい時ばかりではなかった。でも、不満だったことはない。不思議な力に導かれ、ひたすら歩んだ一本道。読売新聞「時代の証言者」に大幅加筆。

感想・レビュー・書評

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  • 王さんの半世紀。前半は、子供の頃からいろんなところで読んだり聞いたりしてきた、早実時代やジャイアンツでの一本足打法と栄光の日々のエピソードをあらためてたどる。本書が面白かったのは、むしろその後の監督時代です。成績の割には評価されず、5年で退任させられたジャイアンツのでの監督生活。マスコミのインタビューの間に何度も机をひっくり返して帰ろうかと思ったことがあるそうだ。そしてダイエー、ソフトバンクでの14年間。負け続けるチームをやがて優勝できるチームに育てあげた日々。外からに見ていても、王さんがより人間くさくなり、ホンネで野球をやっていたのが伝わってきたことを思い出す。きっと王さんにとっても、選手時代と同じくらい充実したものだったのだろう。

    「人生いい時ばかりではなかった。でも不満だったことはない。」こういうことを普通に語ってくれるスーパースターがこれからも日本に現れるだろうか。

  • ふむ

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/55949

  • イチローとの話がおもしろかった。王貞治はぼくにとってすこし古い人間で特に興味は惹かれなかった。

  • 現在公開中の『KANO』で栄誉顧問を務められている王さん。現役時代の記憶はあるけど、そういえば断片的にしか知らないなあ、と思ったので読んだ。少年時代と福岡に行った以降のエピソードが印象的で、大陸から渡ってきたお父様のことや国籍のことなどにも触れられており、その語り方からは野球の盛んな台湾でも大いに尊敬を集める理由もなんとなくわかったりする。日本のホームラン王でもあるけど、グローバルな野球人でもあるのだな。

  • 長嶋さんの記憶はないが王さんはプレーしている記憶あります。

    王さんの野球人生を振り返ったもの。王さんの野球に対する真摯な態度が伝わってきます。
    でもね、天才たるもの狂気や執着心とか、異常な精神世界があると思うんですよ。ご本人の口からは、柔らかな口調で回顧されちゃうので、私としては『そんなもんじゃないでしょ!』と思うわけですよ。そのてんでは物足りなく感じちゃいます。

    王さんの人柄が伝わってきて、楽しい本です。

  • 王さんが巨人に入団された時からのファンです。スポーツマンとしての魅力、男性としての魅力、人間としての魅力、ピカイチです。トップにたつ人は やはりちがいますよね。野球に関心のない方にも王さんの魅力を感じてもらえる1冊だと思います。

  • 非常に面白かった。

  • ガン摘出、監督勇退後もお元気そうで何よりです。

  •  読売新聞のインタビュー連載「時代の証言者」に大幅加筆した本。

     読んでいると、思わず、Youtube で一本足打法を探したくなる。。。

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著者プロフィール

王貞治

一九四〇年東京都生まれ。早稲田実業学校から読売巨人軍に入団。七七年に世界記録となる通算七五六号本塁打を放ち、初の国民栄誉賞を受賞。数々の記録を打ち立て、八〇年に現役引退。巨人監督(八四~八八年)を経て、ダイエー、ソフトバンク監督(九五~二〇〇八年)、〇六年にはWBC日本代表監督を務めた。現在は福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長。

「2020年 『野球にときめいて 王貞治、半生を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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