- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120044717
感想・レビュー・書評
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ホンネとタテマエのせめぎ合い。
知らないことも、さも知ってる風に取り繕うのはお殿様も下の者も一緒なのね。
いろんなことが都合よく運びすぎと思えるきらいもあるけれど、たのしいからまあいいか。
山口晃の挿画がお見事!
宿場ごとに何度も表紙を見直しちゃいました。 -
江戸時代後半のお家の一大イベント参勤交代のお話。
家を(先祖代々の仕事)継ぐって大変なことだ。
それは、お殿様、家臣、どの立場でもいっしょなのね。
とりあえず面白くて一気に読み進み下巻へ -
めっちゃ面白かった。一気に読んだ。
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江戸末期の参勤交代が舞台の作品。『参勤交代』という単語は知っているし、「歩きだからお供の人は大変だろうな」とも思っていた。
が、それ以外の大変さを知らなかった。
どういう役割の供がいるのか。
他の大名とかち合ったらどうするのか?
色々知れて面白い。
文章は流石の浅田次郎ですので、揺らぎなし。 -
最近読んだ中で上位に入る面白い
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小野寺一路、蒔坂左京大夫
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参勤交代を描いた小説。
父親が急死し、家督を継いだ小野寺一路。家は焼失、焼け跡の中から見つけた行軍の記録を頼りに、参勤交代の御供頭を勤めようとする。
一路と、その蒔坂のお殿様の心中を中心に中山道を進んでゆく。
おりしも時代は幕末。
いろんなものが形骸化しているときに行軍のような参勤交代は人目を惹き…
色々な陰謀も明らかになってゆく。
もう、このお殿様が痛快!
アホなのか、アホじゃないのか!
可笑しくてたまらん。 -
何年ぶりの浅田次郎。辛口レビューも多いようだけど、くすりと笑える江戸物エンターテイメント◎ 物語と表紙画・巻末地図をつきあわせるのも楽しい♪