一路(上)

著者 :
  • 中央公論新社
4.13
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感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120044717

感想・レビュー・書評

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  • 下巻に続く

  • ホンネとタテマエのせめぎ合い。
    知らないことも、さも知ってる風に取り繕うのはお殿様も下の者も一緒なのね。
    いろんなことが都合よく運びすぎと思えるきらいもあるけれど、たのしいからまあいいか。

    山口晃の挿画がお見事!
    宿場ごとに何度も表紙を見直しちゃいました。

  • 江戸時代後半のお家の一大イベント参勤交代のお話。

    家を(先祖代々の仕事)継ぐって大変なことだ。
    それは、お殿様、家臣、どの立場でもいっしょなのね。

    とりあえず面白くて一気に読み進み下巻へ

  • めっちゃ面白かった。一気に読んだ。

  • 江戸末期の参勤交代エンターテイメント。小野寺一路、十九歳。交代寄合蒔坂家の御供頭の父の急死により家督を相続し、御供頭を継いだ若者は、江戸への参勤行列を差配することになった。家伝の「行軍録」を唯一の手がかりに、中山道を一路江戸への参勤行列を差配するのだが、またっく経験のないことに巻き込まれ・・・父の不虜の死と、御供頭を継がせた重役の陰謀が結びつくのだが・・・。時代物で取り上げられる機会の多い参勤行列風景ながら視点が、違うとこんなに面白くなるのか!ドタバタの中に人情もあり、盛り上がりつつ江戸へ一路。

  • 江戸末期の参勤交代が舞台の作品。『参勤交代』という単語は知っているし、「歩きだからお供の人は大変だろうな」とも思っていた。
    が、それ以外の大変さを知らなかった。
    どういう役割の供がいるのか。
    他の大名とかち合ったらどうするのか?
    色々知れて面白い。
    文章は流石の浅田次郎ですので、揺らぎなし。

  • 最近読んだ中で上位に入る面白い

  • 小野寺一路、蒔坂左京大夫

  • 参勤交代を描いた小説。
    父親が急死し、家督を継いだ小野寺一路。家は焼失、焼け跡の中から見つけた行軍の記録を頼りに、参勤交代の御供頭を勤めようとする。
    一路と、その蒔坂のお殿様の心中を中心に中山道を進んでゆく。
    おりしも時代は幕末。
    いろんなものが形骸化しているときに行軍のような参勤交代は人目を惹き…
    色々な陰謀も明らかになってゆく。

    もう、このお殿様が痛快!
    アホなのか、アホじゃないのか!
    可笑しくてたまらん。

  • 何年ぶりの浅田次郎。辛口レビューも多いようだけど、くすりと笑える江戸物エンターテイメント◎ 物語と表紙画・巻末地図をつきあわせるのも楽しい♪

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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