- Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120046575
作品紹介・あらすじ
不思議な学生寮「ともきんす」。お二階には寮生さんが4人。
朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹……
テーマは科学者たちの言葉―高野文子最新コミックス!
高野文子が新作のテーマに選んだのは「科学者たちの言葉」でした。日本の優れた科学者たちが残した文章を、なぜいま読み返すのか。
その意義を、架空の学生寮を舞台に、「科学する人たち」と一組の母娘の交流を通じて丁寧に描いていきます。
「道具を持ち替えることから始めた」と著者が語る通り、画面を行き交う線はさらなる進化を遂げ、
フィクションとノンフィクションのあわいに、唯一無二の世界が生まれました。
本書には、Webメディア「マトグロッソ」で連載されていた表題作に加え、連載への布石となった短編
「球面世界」「Tさん(東京在住)は、この夏、盆踊りが、おどりたい。」の二篇を収録。
漫画単行本としては前作『黄色い本』から12年―大判サイズで絵の魅力をあますことなく伝えた、ファン待望の一冊です。
感想・レビュー・書評
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科学を漫画にした、というとよくある解説本みたいだが、この本は概念それ自体を絵に置き換える、という冒険的な試みをしている。
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「不思議な学生寮「ともきんす」。お二階には寮生さんが4人。朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹……テーマは科学者たちの言葉―高野文子最新コミックス!
高野文子が新作のテーマに選んだのは「科学者たちの言葉」。日本の優れた科学者たちが残した文章を、なぜいま読み返すのか。その意義を、架空の学生寮を舞台に、「科学する人たち」と一組の母娘の交流を通じて丁寧に描いていく。」 -
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fukayanegiさん、こんにちは!
こちらの本、科学を身近に感じさせる凄い本ですよね!
理系はさっぱりだったので、学生時代に出会...fukayanegiさん、こんにちは!
こちらの本、科学を身近に感じさせる凄い本ですよね!
理系はさっぱりだったので、学生時代に出会いたかったです。
fukayanegiさんは、理系も得意そうですね!
fukayanegiファミリーの反応はいかがだったでしょうか。2023/10/22 -
ベルガモットさん
こんばんは。
コメントありがとうございます!
この本はベルガモットさんのレビューを読んで、気になって自分の中の読みたい...ベルガモットさん
こんばんは。
コメントありがとうございます!
この本はベルガモットさんのレビューを読んで、気になって自分の中の読みたいリストに入れていたものです。一年くらい寝かせてしまいましたけど、やっと読むことができました!
自分は数学とかパズルみたいなのは好きなのですが、この本の偉人達の活躍した自然科学みたいな分野はてんでダメです。
なので、正直あまり具体的な話は頭に入って来なかったのですが、それでも漫画の力で目から興味を向けさせてくれるのが凄いと思いました。
残念ながらこの本は個人的に楽しんだので、ファミリーはパパまたなんか珍しい大きさの本読んでるよくらいにしか思われてなかったと思いますw
今思えば、嫁さんにつられて子どもらも朝ドラたまに観てたので、牧野富太郎のところとかは振ってもよかったかもしれませんね〜。2023/10/22 -
fukayanegiさん、コメントのお返事ありがとうございます!
数学やパズルが好きというのも、賢いオーラ出てますなっ
漫画のチカラで興...fukayanegiさん、コメントのお返事ありがとうございます!
数学やパズルが好きというのも、賢いオーラ出てますなっ
漫画のチカラで興味を向かせる手法は確かに凄いですよね~
あ、牧野さんのところは朝ドラ夢中だったらもっと興味深く読めたかも。
ファミリーとパパの関係性がまた、いいですなあ♪(いつもおねだりして申し訳ありません)2023/10/22
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絵もかわいいし、内容も良い❗️
オススメ。
高野文子さんの他の本も読んでみたくなりました。 -
もし私が下宿屋さんをまかなっていて、その2階に科学を勉強する学生さんが住んでいたら…という架空の物語。この下宿屋さんの寮生はなんと、若かりし日の朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹という、後のスターの揃い踏み。居間に降りてきた彼らとのひとときのやりとりが描かれた後に、それぞれが著した本が紹介される、という構成です。高野文子の画力とデザイン性も魅力的。素通りするのは、もったいない本です。
金広(図書館スタッフ)
https://kensaku.my-pharm.ac.jp/opac/volume/237030 -
朝ドラの牧野富太郎が出てきたはず…と思い再読。
前回も今回も、難しくてさっぱりわからなかったけど、不思議な雰囲気が好き。牧野富太郎の話はわかりやすい。
朝永振一郎のエピソードだったか、鏡を見ながら家の中を歩き回るのは私も幼少時よくやっていたので嬉しかった。
科学って、哲学みたいだと思った。次元が違うほど頭がいい人っているんだなぁ、ありがたいことだ。絵が手塚治虫みたいなところがあった。 -
とても良かった。
自然化学の本の読書案内。
高野氏はいままで、絶対安全剃刀と棒がいっぽん、るきさんしきぶとんさん〜(絵本)しか読んだことがありませんでしたが、柔らかで繊細な、自由きままな線と温かみがありながら淡々としたストーリー(どこか観測者的な)がとても好きで。
動機は高野氏のあとがきに…その目論みは大成功、ぜんぶの本が読んでみたくなりました。なんてあたたかな…ほんとうに、寮母さん おかあさんの眼差しで、あたたかく、それでいて入り込みすぎない…見守る姿勢、意志・意図が線に、まんがというものがたりに、ここまで表現し得るのか.と腰を抜かしました。
話題の牧野富太郎氏も登場します。とっても魅力的なお姿で…ひらひら。 -
寮母のとも子さんとその娘のきん子さんが迎えてくれる不思議な学生寮「ドミトリーともきんす」。そこには、朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹の4人の下宿人がいて…。
なんかもうすごく好き。静かで淡々とした雰囲気とか、やりとりがとにかく好き。自然科学の読書案内。 -
ずっと積読だった漫画をやっと読んだ。
最初は難しい話かな、と思ったが、牧野富太郎が出てきたりと、楽しく読み終える事が出来た。
「詩の朗読」の章が良かった。