戦略的思考の技術: ゲーム理論を実践する (中公新書 1658)
- 中央公論新社 (2002年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121016584
感想・レビュー・書評
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特に新鮮味なし。読むのが苦痛だった。こういったビジネス向けのハウツーものを読むのはもう辞めよう。
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<目次>
Ⅰ部 戦略的思考のススメー戦略的思考の基礎
第1章 戦略
第2章 先読みと均衡
第3章 リスクと不確実性
Ⅱ部 考えるヒントー戦略的経済分析のキーワード
第4章 インセンティブ
第5章 コミットメント
第6章 ロック・イン
第7章 シグナリング
第8章 スクリーニングと逆選択
第9章 モラル・ハザード
Ⅲ部 戦略的に解く身のまわりの経済学
第10章 値引き競争
第11章 オークション
<内容>
経済学の戦略的思考=ゲーム理論の教科書。わかりやすい記述だが、経済学の基礎が分らない私には、若干つらかった。ただ、もうちょっと気合を入れて読みなおすともっと理解が深まるかもしれない。ビジネスマンは必読だと思いますが… -
「天下りは公務員のためのインセンティブ契約として機能した」わはは確かに。
先読みすること。相手のメリットとは何かを考えろ。
以下キーワード。恋愛と結びつけて説明されているのは取っ付き易くて良い。
○インセンティブ
○コミットメント
○ロックイン
○シグナリング -
主に日常的経済学に寄せた戦略的思考のいろは。
戦略的思考するにもまず情報力が必要らしい。学問的理論を実践するのはなかなか難しい。
が、あえて体系づけていなくても日常の中で、予測したり相手の手を読んだり、ってのは大体の人がやっているはず。そういう思考をもっと確かにするためにも、知識として頭にいれておくとよいのかな。
経済学よりだったので、求めてた「戦略的思考」とはちと違ったので残念…
じゃあどういう思考術を求めているのかというと具体的にはよく分からないのですが。(だめじゃん)
あとは、学者先生の書く文章にありがちなんですけど、なんとなく上から目線感が気になった… -
現実問題にゲーム理論を応用してみる本。
C1233 -
戦略的な思考とは、3手先を読むこと。
自分の行動により相手がどう反応して、次にどうするか。
リスク0はありえない。
インセンシティブ、コミットメント、ロックイン、シグナリング。スクリーニング、モラルハザード、逆選択などのことが書かれている。 -
ゲーム理論を身近な具体例をもとに説明。わかりやすい。
バーゲンと消費者、値下げ合戦、オークションなど他人の行動を織り込みつつ自分の行動を立てるという戦略の面白さ。 -
単位を取り終える間近になって、経済学の面白さが分かってきたので、そのきっかけとなったゲーム理論を扱っているこの本を読む。
ゲーム理論を数式や図ではなく、文字による説明でたくさんの例とともに紹介している。囚人のジレンマなど有名なものは省かれており、あくまで入門書。とはいってもまったく経済学の知識がない人には難しく感じるかも……
入門書ということで、おさらいのつもりで読んでいたのだが、改めて一から説明されると新たな発見があることが嬉しい。
次は興味がある行動経済学の本を読む。 -
確かに仕事や日常生活にゲーム理論を持ち込み、より戦略立てて対応するのは理想ですが、ボクは、そんなことは現実には無理と決めつけていたような気がしました。
ゲーム理論を意識しなくても、ボクはいつも戦略を立てて、先を読んだり、リスクを勘案したりしていることに気づきました。
しかし、やはり集団の中から抜け出る上でゲーム理論は武器であり、実践は無理でも意識しておくことの重要性を感じました。
インセンティブを与える方法として、一旦多めに預かっておいて、行動後に返還するのは参考になりました。 -
戦略的思考というよりも、ゲーム理論の基本と実践編といった本。
戦略論をいろいろ学んで、ゲーム理論の入門書だと思う。